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感染症診療・感染対策ノート
2023年5月23日 17:01
こんにちは今回も引き続き感染症診断~微生物学的診断~のお話です。まずは、下記スライドをご参照ください。眼の前の患者さんが、何らかの感染症に罹患されていることを想像してください。さて、患者さんに感染している微生物~確認できますか?多くの、というかほとんどのヒトに感染可能な微生物は、目てみて・手で触れることが可能な具体的な存在とは捉えにくいものです。例外的に、比較的大きめの微生
2023年5月13日 13:30
みなさまこんにちは。本日は、引き続き感染症診断のお話の続きです。本ノート記事は、世界初公開の内容です~著者自信も改善の余地があるものと考えていますので、読者の皆様もお読みになり、自分なりに考えてみていただければと思います。それではまいります。これまで、2つの感染症診断・臓器・解剖学的診断・微生物学的診断についてお話いたしました。そして、これら2つ感染症診断は、相互に強く影響
2023年4月26日 15:06
本日は、冒頭スライドの問題から。感染症の診断名~と聞いて、読者の皆様はどのようなものを思いつくでしょうか?まあ、いろいろと診断名があがるのかと想像いたしますが、ご自身で考えられる・想定される限りの「感染症領域の診断名」を上げてみてください! ⬇ ⬇ ⬇じっくり考えましたか?それでは、次のスライドをご覧く
2023年4月24日 15:48
こんにちは4月も下旬に入り、新しい生活様式にも徐々に順応されつつある状況かと想像いたします。公立昭和病院 感染症科・感染管理部ノートでは、引き続き感染症診断についてお話を続けてまいります。まずは、前回(感染症診療の基本的な考え方~その3)の復習事項から感染症診断では、限定列挙の考え方で、目の前の患者の皆様の鑑別診断をあげていく~できれば少ない選択肢の限定列挙となるように~が重要ポイン
2023年4月21日 17:48
感染症診療の基本的な考え方の続きです。今回は感染症診療の重要なポイント~診断~について考えてまいりましょう。診断をつける~読者の皆様はマジメに考えたことがあるでしょうか?医療提供者の読者は、おそらく日々特別に考えることもなく、診断をつけるという行為を行って来たのではないかと想像いたします。「そんなことは無いよ~診断学を十分に学んできたつもりです」そうですね。診断学を学ぶことは
2023年4月20日 14:52
ご無沙汰いたしております。新年度~2023年4月~を迎えて、皆様はどのような日々を過ぎしているでしょうか?本ノート筆者は、長い間考える時間をいただくことにより、ようやく自分なりの感染症診療の基本的な考え方を皆様に自信を持って、お伝え可能な時期が訪れました。先人の積み重ねて来られた臨床感染症学の知見に、私自身のイイタイコト・ツタエタイコトをプラスして、皆様に本ノート記事としてお届けしていこ