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子育て持論③〜2歳の甥を見て思い出したこと5つ実践編〜

こんにちは。最近何名かの方から「note見てます」と言われて少し嬉しいです。自分がやってきたことが何なのか、忘れていってしまわないように少しずつですが書き残していきたいと思います。

こちらのエントリーでほぼほぼ書ききったと思っていましたが、先日のある体験から思い出したことがあったので書きたいと思います。

■2歳になりたての甥

先日、伯母の通夜告別式がありました。それは親族として乗り越えるべきことでしたが副産物として家族を集合させることをもたらしてくれました。その場に弟の子供、2歳の男の子がいました。2歳の子と2日近く、そこまでべったりではなかったですが何度かコミュニケーションを取ってて、「確か自分の子供の頃はこう接してたな」ということが思い出されたので書いておこうと思いました。あくまで、甥またはその両親を評価しているものではなく、あくまで自分の記憶の中での方針を伝えております。

1:コミュニケーションでは積極的に相槌を打つ

2歳の甥は発声は豊かですが言葉が話せません。いつも接している両親だけが分かる言葉もあります。そんな中私が反射でしていた行動は「相づちをとにかく打つ」でした。「あぱー」とかの言葉なのではっきり言ってわかりませんw。ただ、私は甥に対して「ほーぅ、そうなの!」「うん!それで?」「なるほど〜」など、とにかく相手が話そうとしていることに相槌を打ちまくってました。子供は発声するということは何かを伝えようとしています。私も大人になってからも、何かを伝えようと思って言葉がうまく出てこなくても、相づちを打ったり親身に聞いてもらえると言葉がすんなり出てくることがあった経験から、常に子供たちにやってきました。

2.良いことと悪いことは明確に伝える

こちらのエントリーで書いたとおり、私は子供に対して「立派な大人」だと思って接しています。言葉遣いもそうです。

言葉が伝わってないだろうな、というときから悪いことについては「やめようね」。良いことについては「すごく良かった」をジェスチャーと顔を目一杯使って伝えます。子供は言葉以外のあらゆるコミュニケーション手段を駆使してこちらの伝えたいことを読み取ろうとします。それらは喋りだしたとき、年齢が上がったときに必ず子供の価値観として現れてきます。私の子供たちは現れてきました。まるで自分と話しているみたいだ、と思ったことはありませんか?それです。

3.結果は決して褒めない。プロセスを5倍褒める。

上手く出来たことや、出した成果ではなく、プロセスを褒めるようにしています。「〇〇ができた」ということは1回目は褒めますが、その後すかさず「〇〇をやろうとした」「今まで出来なかったことをやろうとした(その気持ち)」を結果の5倍は褒めます。5倍ということは5つのバリエーションで言葉を変えて伝えるか、「いやー、あのときはすごかったな」と同じ言い方で時間を置かずに繰り返して褒めます。

子供には特に学校に通う間は勉学では毎日のように知らないことを覚える必要のある環境や、部活動など課外活動でも基本的には「出来なかったこと」にチャレンジし続ける環境が待ち構えています。そんなときに「出来たこと」を褒めていると次も褒められたいと思いますから「出来たこと」という状態を繰り返すことを目指します。次の日、①出来そうもない新しいことと②昨日出来たこと、の2つがあったらどちらを選ぶと思いますか?②昨日出来たこと、を選んでしまいます。常に新しいことにチャレンジし、結果をステップの材料とする考え方を身に着けてもらうには、「やろうとしたこと」を褒める必要があります。

現在の私の上の子は年初の目標を学校で書いた際に「コーチの言っていることをすべて出し切ることが出来るように試合に臨み、結果として優勝ができたら嬉しいです」と書いてました。プロセスを褒めるためには親は子供の活動の中身を観察する必要があります。結果だけ聞くと「テストがXX点だった」を評価してしまいますが、テストの中身をくまなく見て「昨日頑張ってた掛け算、頑張ってやってみたんだね」と言えれば、「やってみる」ということを肯定的に子供は受け取ることが出来ます。

4.駄々には屈しない

まず「駄々とは」を定義します。「子供が自分の要求を通すために泣いたり喚いたり暴れたりすること」とします。例えば「周りに迷惑をかける悪いことを注意されて、駄々をこねる」「出来るはずのことを親に楽させてもらおうと泣く」のようなことです。決して虐待をしている状況を指してないことを最初に定義しておきます。

定義したとおり駄々とは「交渉術の1つ」であると私は考えています。なので駄々をこねられているときには一切譲歩しません。例えば「自分で歩けるはずなのに抱っこしてもらうまで泣く」というシチュエーションが来たら、相手が動くまで抱っこしません。「自分で歩けるはず」ということが肝です。出来ないことは率先して助けます。出来るはずだ、というある意味信頼をしている前提があります。泣きに屈して抱っこすると、必ず次も泣いて要求を通せると子供は考えます。勝ちパターンです。

私は勝ちパターンに持ち込ませません。その分、持久戦になることもありますが耐えます。それを貫き通すと、いずれ駄々をこねられなくなります。「この人にこの交渉術は通じない」と。

5.理不尽な二択を迫れ

特に5歳位までに効果的なのが「理不尽な二択」です。例えば上記のような泣いて動かない状況などで「このまま泣いてお父さんバイバイして怖い鬼が後ろからやって来るのと、自分で歩いて一緒に行くの、どっちにする?」と聞きます。コツは「普通の大人だったら冗談に聞こえるレベル」の理不尽な不公平さを持たせることです。

子供はちゃんと考えていて、100%まともな回答をします。「自分で方針を選んだ」のと「言われて渋々やった」というのは天地の差が出ます。「自分で選んだ」→「何かを実施した」というサイクルは上記3の「プロセス褒め」の中で「自分でやろうとして偉い」というフレーズを引き出せるためある意味コンボ技です。

これはものすごく使える技なのですが、コレばかりは言葉を理解してもらえないと使えません。またある程度成長すると「それおかしくない?」とバレますw。有効な期間が限られていますが、とても使えるのでぜひ使ってみてください。

まとめ

小さい子供と接していると思い出しますね。今回は実用的な技が多く、思い出しておいてよかったと思いました。また思い出したら書きます。

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