見出し画像

何を混ぜても濁らない君に目が眩んで【SUPER★DRAGON沼堕ち所感】

大変大変!!!また素敵なアイドルに出逢って人生が豊かになっています!!!!!やったー!!!!!

前回のnoteでスドのことを少し書いたんだけど、まあそれはそれは激ハマりしておりまして、今回は改めてちゃんとスドのことを書きたいなと思います。自分が熱狂できるものにまた出会えて、また好きなものが増えて、心の底から嬉しい。


”見た事ある顔がカッコいい子”から”好きなアイドル"に変わった松村和哉くんについて、と 好きな曲や歌詞についても少し。和哉くんについてはただ彼にはこんな魅力がある!ってだけじゃなくてかなり自分の黒々としたところが混ざっていくのでグロ注意です。めちゃくちゃ烏滸がましい上に激エゴな内容になると思うのでこんなオタクもいるんだな程度で見逃して頂けると幸いです。





沼堕ちの経緯と感情たち

なんでこんなことに?

まずは私の身に何が起きたのかひとつひとつ思い出してたんだけど、今回も堕ちるスピードがフルスロットルすぎて自分でも何だかよく分かってないというのが正直なところ。9月23日の『STARLIGHT TOKYO 2023』で初めてちゃんとスドのパフォーマンスを真正面から見て、すごくすごく、かっこよかったんだよね。

近くはないとはいえ真ん中の席だったことで、ずっと定点のダンプラ(演出がすごい!ver.)を見ているみたいな贅沢すぎる時間だった。あの席じゃなかったらハマっていなかったかも分からない。特に衝撃的だったのはたぶんと「Revolution」と「Untouchable MAX」だったと思う。


”それぞれがそれぞれの思う王様をやっているなー”と思いながら見ていた。生で何かを見ながらこんな風に口語で使うにはちょっと小っ恥ずかしいようなワードが浮かんでくること、私の中ではそれすなわちかなり心が惹かれている合図なんですよね。今思えばボーっとペンラを振りながらこのワードが浮かんだ時点で、もうめちゃくちゃに好きだったかも。矯正されているわけではなく各々が自分のダンスをしながらも粒が揃っているというか、ムラが無くてひとつの”気迫”として迫ってくるような感覚だった。

一曲目の「Pioneer」のあとに「Are U Ready?」だったんだけど、後から〈きっと君のFavorite〉〈最後は竜の沼へとさらう〉という歌詞があることを知った時は思わず笑ってしまった。思惑通り、まんまと沼へさらわれています。



好きだと認め、さらに好きになる

その帰り道からスドの曲を聴き始めてどれも面白いな~と思った頃、27日に結成8周年を迎えることを知る。私はスドとばっちり同世代でして、そんな彼らがもう8年もグループのメンバーとして活動していることにかなり大きな衝撃を受けた。ありえなくて信じられなくて、でも紛れもない事実で、単純にすごいなって気持ちに焦りや憧れや羨望や劣等感が混ざってぐるぐると蠢き立つ。

同じ日にドラフェスのグッズの事後販売があったのでとりあえず買って気持ちを落ち着けようとしたけど私の感情は止まらず、年末の単独に何が何でも行きたくて28日にAREA SD入会、それから松村和哉くんのキラリに入る。ここで和哉くんを選んだ時の思考のルートをあまり覚えていないのが惜しい。

彼のことは前々から知ってはいた。数か月前には既にPopstarの彼のラップに救われているし、顔がハチャメチャに良いことも知っていた。インスタのテキストから、彼の哲学がイケていることも知っていた。たぶんそれが、リリックを彼が自作しているのを知ったことと繋がったのかなーと思う。言葉を紡ぐ人がとにかく大好きなので、彼の頭の中を知りたくなった。



※烏滸がましい&激エゴゾーン開始※

現時点でとりあえずグルチャを2月の頭まで遡って、一番に思うことは”この人私に似てる。”だった。関係ないやつにあれこれ言われるのが嫌いなところ、思い立ったら即行動派なところ、若さに焦点を当てられるのが嫌いなところ、家族も結局は他人だと思っているところ、常に幸福論を追い求めているところ、言葉を愛し言葉に苦しめられている(んじゃないかと勝手に感じ取っている)ところ。自分で言うのは痛すぎるかもしれないけど基本「社会」や「カテゴリ」に楯突いて尖っている感じが似ていて、日常で生きづらさを感じた時にこの人だけはいつも私にとっての味方でいてくれるんだろうなという勝手な安心感すら感じていた。


彼は暇さえあれば人といる極端な外向型、私は少しでも時間が取れるなら自分といたい極端な内向型。そこ以外はすごく似ているんじゃないかと思って彼のMBTIを調べたらENTJで、INTJの私は驚愕した。こんなことってあるんだと思った。MBTIがたかがMBTIであることや私も彼も変わっているかもしれないことは重々承知しているけど、ちょっと、こんなことが起こってしまったら、都合よく信じてもいいかな。

あと、結婚観が全く同じでびっくりした。これ、あの、だから結婚したいですガチ恋ですってわけじゃなくて、同じ結婚観の人に出会うことがかなり稀だし話したら驚かれる、なんなら引かれるまであるからびっくりした。キラリ以外で言ってるのか分からないから内容は伏せておく。


こうやって中身が自分に似ている人が、もう8年も感性や自分自身を売る仕事で評価されているのが羨ましかった。考えていることや価値観が似ているからこそそれを世に出してくれてありがとうと思うと同時に、自分が好きなことを好きなように表現して評価されているのが心の底から羨ましくて息が詰まる。もっと歳が離れていたら尊敬や憧れで済んだと思う。歳が近い、しかも一個下、しかも少しずれ込んでいたら同い年だったような子がそういう人生を送っていることに私の負けず嫌い精神が火を吹き、悔しい、負けたくないまで思うようになる。(グロ注意と書いたのはこのあたりです)

そんな彼に感化されていても立ってもいられなくなって、私も音楽やりたい!と思ってとりあえずギターを始めた。高校生の頃からうっすらとやりたいと思っていてようやく行動に移せたので和哉くんありがとう。あ、でも音楽で彼と張り合えるなんて勿論思っていなくて、前述の負けたくないというのは好きなことで評価をされるという点の話です。



大好きな映画『下妻物語』の〈自分が一番大事なものは、絶対に貸しちゃいけないの。貸していいのはどうでもいいものだけ。だから私は借りたものは返さない主義。その代わり貸すときは戻ってこなくてもいいって思うの。〉というセリフやZOCの「family name」の〈いらない感情しか売らないから消費されたって消えはしない〉という歌詞のように、私の一番大事なところは誰にもあげやしないというのが私の生き方だった。

これは好き勝手消費されてたまるかというのもそうだけど、どうせ曝け出したって誰も理解なんてしてはくれないだろうという諦念もあるし、評価なんて求めてないのに評価されるのも怖い。私は私の真ん中をちぎられたら生きていけなくなる。でも和哉くんはいつも自分の全てを売っているように見える。見えるという話。実際は知らない。リリックにはいつも燃えて震えるような魂が宿っている。キラリでも色々なことを話してくれる。月に500円払った程度で好きなアイドルの頭の中をここまで見せてもらえていいのかとびっくりする。哲学、哲学、哲学の連続。有難い。そうやって、無条件に無意識に評価される場所に自分の全部を差し出せる勇気と自信と度胸も羨ましくてたまらないのだ。


こんな気持ちで人を好きになるのが初めてで、またひとつ愛を知った気になっている。ただの好きとも推しとも違う、驚くほど自分に近くてあまりにも自分から遠いからこその電流みたいなものがずっと私の体や頭の中を駆け巡っている。


こんなぐちゃぐちゃした部分は取り去っても、彼を好きだと思った点はたくさんある。まずは言葉選び。配信でペラペラ喋りながら「息をするようにテキトーなこと言ってるけど(笑)」と笑っていた時、”息をするように~する”という言い回しがこんなにもスルッと出てくることが異様に刺さって抜けなかった。言葉のセンスへの好きは感覚の次元でしかなくなってしまうけど、うわー私この人の辞書が好きだなーと思った。物事を色んな角度から見て立体的な意見を持てるところも超好き。想像力があるんだろうと思う。




そろそろ曲の話に移ります

そんなこんなで松村和哉くんにメロメロになっておりますという話でした!社会人になって二か月と少しが経ち、時間にも気持ちにも余裕ができてきた頃にハイパー行動力人間の彼に出会って影響されて自分の中身がどんどん彼に塗り替えられているのが分かる。やっぱりアイドルには然るべきタイミングで出会うようにできているのだと実感する。

まだ全曲は網羅できていないけど、とりあえず今の時点で好きな曲を書いておこうと思う。


Revolutionめっちゃカッコいい

↑これが全てみたいなところはあるのですが、「Revolution」の好きなところを話したい。そもそも革命とか凱旋とか民衆とか、古代ヨーロッパを思わせるような(そうなのか?)言葉がイメージとして好きなので曲のコンセプト自体がめちゃくちゃ刺さるんですよね。MVもシンプルながらに派手さもあってすごく好き。

初見が有明の大きなステージだったからリリイベの屋外ステージでやっている映像を見てこんなところでもこの壮大な曲やるのかーってびっくりしたけど、”革命”というタイトルからするとたくさん集まった民衆の前で広い空のもとパフォーマンスする方が世界観が完成するのかもしれないな、とか考えた。


全部好きだけど特に好きなパートが二つあって、まず一つ目はジャンくんの〈Say My Name 讃えろ〉のところ。パートの全貌はこう。

もうすぐ王座 いただくHold Up
勘違いの雑魚 苛立つ ほら
荷物持って去れ 新時代を狩れ
Say My Name 讃えろ

イカチー!

小節とか分からないのでカウントで書くのですが、全体でツーエイトあって最後の1カウントを残しているんですよね。その分次の洸希くんが〈Just Move On〉で1カウント早く入ってくるという。私の音楽への知識と経験が浅すぎるだけだと思うけど、ここが新鮮で面白くて聴く度オオ!ってなる。〈讃え上げろ〉とかでフルにカウント使って次が〈夢なら叶う〉でもおかしくないよなー、曲作る人ってすごいなー、って思う。

二つ目は彪馬くんの〈I Wanna Be Your Hero〉。語数としては〈a Hero〉でも悪くないと思うんだけど〈Your Hero〉なのが、俺が世界を変えるぜってだけじゃなくてあくまで人の、国民の、私達の為の革命なんだ…と思えるから好き。一度消えたストリングスの音がここからまた復活するのも、いよいよ革命の朝だ!という感じがしてカッコいい。あとシンプルに彪馬くんのロマンチックな声で”君の英雄になりたい”と歌われるの、たまらない。

この曲の制作に携わった彪馬くんは「『ストリングスを入れたダンスミュージックを作りたい』という大雑把な構想は、前々から自分の中にあった」と言っていた。この曲に限らず、メンバー、スタッフ含め制作陣みんなが”スドでスドをこう表現したい”という理想像がハッキリしていそうなのもめちゃくちゃ好きなところ。毎月リリースで今までと毛色の違う曲をたくさん出していた2022年はそれを見つめ直したり一回取っ払ったりしていたのかなとも思うけど。

大好きで何度も見ている「Pendulum Beat!」のレコーディング映像で、〈Pendulum!〉と叫ぶパートの時に大人が「自分の声じゃない声を出してみて」「そうそう、そういう声でもいいよ」と彼らに声をかけていたのが印象的だった。これってまだ蒼い彼らが自由に歌った声が混ざったらこうなるだろうみたいな具体的な想像ができていないと逆にできない指示じゃないですか?好きにやってみて、って言えるの、凄いなーと思う。



Tap tap tap!の歌詞がイカツすぎて大笑顔

やっぱり最新アルバムが一番聴いてしまうよな、ということで次も同じく『mirror』から「Tap tap tap!」。チャブマに続くスドらしい代表曲にしたい、みたいなこと言ってたかな。早くライブのスーパー大音量で聴いてブチ上がりたい。スピーカーの目の前の席がいい。

優れた顔面に色気なvoice
嫉妬もわかるが妬みはnoise

これをジャンくんが歌うの説得力ありすぎて感動すらあるし、二番の「全てまとめチェイサー」のところもカッコよすぎてびっくりする。

つまらねえ常識 飛び越えていく日々
勘違いなクズ、ダセェ 一緒にすんじゃねえ
もう始まってんだ 覚えとけ

ここ本当にいかつすぎて何度聴いてもガッハッハって王様の笑い方してしまう。スタダはこれ、いいんだ?って思う。いつもこれを胸に生きていたい。キラリで和哉くんは流石に出せないからボツになった歌詞を送ってくれることがあるんだけど、「勘違いなクズ、ダセェ」はいいのにこれはダメなんだ!?って思う時がある。まあ大人に止められてるのか和哉くんが自主規制かけてるのかは分からないけど。和哉くんが自主規制していたとして、流石に出せないなと思って出さなかったのか、自分を守るために出さなかったのかも、分からないけど。

これは私の都合の良い解釈だけど、”ここまで世に出したら開示しすぎだな”と考えて自分の聖域を守るために出さなかった可能性もあるのかなと思ってる。えーと、本当にこうだったら私が嬉しいだけなので聞き流してください。そうなると前述した”和哉くんはいつも自分の全てを売っているように見える”というところからは少し離れてくるし。でももしこうだとしたらキラリが本当に和哉くんにとって何でもオッケーの家みたいな場所になってるのかもなと思える。全部妄想。


他にも好きな曲は山ほどある。再生回数で言ったら「リマカブロ!」が一番多いと思う。あれが刺さらない人は私と絶望的に音楽の好みが合いません(お前と合わなかったとて)。「Popstar」に救われている話は以前のnoteで書いたので省略。「La Vida Loca」や「SAMURAI」も早く生で聴きたい。

「Not Enough」は和哉くんパートの歌詞に何度でも新鮮に驚愕できる。こんなものは豊富な実体験が無いと書けないだろうという気持ちと、アクティブに動き回り本もたくさん読む和哉くんのインプット力なら追体験からもこんな歌詞が書けるのかもという気持ちがせめぎ合う。別にどっちだっていいんだけど、ガラスの靴を脱いだら現実に戻ってしまうはずなのにその後に〈忘れてくれリアル〉と祈るのとか、”跨ぐ”じゃなくて”跨がる”なところとか、細かなニュアンスからこだわりを勝手に拾っている。きっとそういうことを書いているであろう曲で〈心までは望まない〉と歌った和哉くんは、純愛とは相手の心を望むことであると捉えているのか…?と考えて頭を抱えた。「Not Enough」、ハチャメチャ好きです。




和哉くんの楽曲制作について

メンバーみんなで決めたコンセプトに従って書くのであれば、機械的な作業になることは絶対にないというか。「それだったら納得してファンタジーを描ける」と思ったんです。

『mirror』リリース時

自分を出すことも大事だと思うけど、このアルバムの曲に関しては自分云々よりも曲の世界観を第一に置いて考えていました。「この曲のために自分がいる」みたいな考え方ですかね。

『Force to Forth』リリース時

楽曲制作について和哉くんはこう話していた。"納得してファンタジーを描ける”かあ……とまた頭抱え直し。ということは、本当に自分のやりたいようにやっていい曲では己の中のフィクションとノンフィクションのバランスに苦しんでいると思っていいんだろうか。また烏滸がましいけど、分かるなーと思う。言葉で何かを構築する時、作品として成り立たせる為に、自然な地続きの流れを作る為に、思っても無い建前で埋めてみることってある。感情を正確に人に伝える手段って言葉しかないのに言葉は私達人間なんかより広くて大きくて強い。言葉に苦戦する人が大好きだ。

ファンタジーを描けるということは、体験したことの無いことまで描けるということだ。それはまた想像力があるところや物事を色々な視点から見られるところに繋がっていって、こうして魅力の山手線になっているわけですね。はい…



なんかもうちょっとスッキリまとめる予定だったのにまたダラダラ書いてしまった。アイドルへの感情や感想を簡潔にまとめること、不可能すぎる。そんなこんなで今週の土曜に年末のライブの当落があるのでドキドキです。早く彼らのステージを肌で感じて心を震わせたい!SUPER★DRAGON最高!松村和哉くん最高!!出会えてよかったー!



出典

制作時のエピソードはこれを読みました。自分の記録用にも残しておく。

タイトルは美波の「ブルーグラス」より引用しています。この曲、今の私の人生と和哉くんへの気持ちをそのまま表したようでびっくりした。美波の音楽は本当に最高なので是非併せてお楽しみください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?