最近読んだ本:「ネアンデルタール」+日記
本の紹介
最近読んだ本の紹介です。本のタイトルは「ネアンデルタール」です。2022年に筑摩書房より出版されました。著者はレベッカ・ウラッグ・サイクスというイギリスの考古学者、訳は野中香方子という方です。
先日「ネアンデルタール人は私たちと交配した」という本を読み少し感想をまとめたのですが、あちらが生物学者による遺伝子解読を中心とした、半ば自伝のような要素を含んだ内容でした。
それに対して今回の「ネアンデルタール」は、遺伝子の他にネアンデルタール人の化石や石器などのレリック、出土した地層の年代など多角的なテーマを取り扱い、「ネアンデルタール人」の理解を深め、解像度が高まるような内容になっています。
情報は科学的な論拠に基づいているのですが、読んでいると物語のような印象さえ受けるような叙述性に富んだ内容となっています。文章は研究者や研究機関の名称は意図的に「研究者たち」といった総称で呼ばれるなどの工夫が施されており、科学を介さず、読者がネアンデルタール人に思いを馳せることができるようで、非常に面白い内容となっています。
日記
色々惰性でやってしまっている感が強いこの頃です。目的や目標を見失ってしまっています。趣味で創作を始めてみたものの、自分が普段考えていることはこんなにも形にできないものかと、想像力の弱さに悩んでいる状況です。
必要なのは継続の心がけでしょう。何事も倦怠期が必ずやってくるのです。私がインターネットで行っていることは特に締め切りのあるものではないし、何より楽しむ心を忘れてしまっています。
気持ち悪い自己満足でこの日記は終わりにしようと思います。次はもう少し時間をかけた、まともな文章を書きたいと思います。