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PEのお仕事とは

 こんにちは!identity academy2期生のL.Kです!
今回は本アカデミー重光理事ご教授の下、計4回に渡り開催されたPEファンドの仕事を体験したことについて取り上げさせていただきます。
(トップ画像出典:https://newspicks.com/news/5609854
 ご教授頂いた重光理事は、マッキンゼーを経てマネックス証券、ゴールドマンサックス、ユニゾンキャピタルで数多くの債権投資、企業投資、企業買収を手掛けた方です。2015年にスマートキャピタルを設立し、現在は代表取締役を務めています。

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(画像出典先:https://gaishishukatsu.com/archives/150401

 計4回の講義とワークがありましたが、どの回も内容が非常に濃く、1つの記事で収まりきらないほどでした。そこで、本記事では講座を通して私たちが学んだPEファンドで働く上で求められることを紹介できればと思います。

1.‘そうぞう’力

 PEファンドで働くに辺り、「想像」・「創造」力が求められることを体感しました。
 「想像力」とは、不確かなことを思い描く力だと捉えてください。実際に、ワークを通してインターネット上では決して手に入ることのできない情報が多々ありました。例えば、仮想買収提案先の創業者の会社への熱い想いやニッチな製品の市場規模などは、想像する必要がありました。

 「創造力」とは、アイデアを実際に実装する力と認識してください。実際に、提案が受け入れられ、会社の経営陣と共に並走するPEファンドにおいて、何より創造力が大切であることを学びました。特に、経営陣のモチベーション管理や変化の激しい時代において現場レベルで柔軟かつスピーディな経営を実装する大変さと面白さをトークセッションを通じて感じました。

2.右脳と左脳の行き来

 買収を相手方の経営陣に提案する際に、右脳と左脳双方に訴えることが非常に重要であることを学びました。実は私はPEファンドで働くことは左脳、すなわちロジカルで分析的な仕事であると勝手に思い込んでいました。もちろん、それらの能力は非常に大切である反面、ひらめきや突拍子もない右脳的な考え方も重要であることを認識しました。コンサルチックな回答よりも、一つパンチの効いた提案をすることが相手方の心を掴む上で必要なことを学びました。

 実は、アカデミーでは金融理論や企業分析などの分析的なことを勉強すると共に右脳的なデザイン思考も取り入れて勉強しています。私も学生である今のうちに右脳と左脳双方を行き来する思考法を身に着けたいです。

3.傾聴力

 最後に、徹底的に相手の立場に寄り添う傾聴力です。PEファンドはコンサルティング会社とは異なり、資本と経営の舵を握ることから、より本質的な課題を特定し、それを解決することが求められます。その際、大切なことは創業者(経営者)のバックグラウンドや想いを知ること、経営陣が決して人に言えない悩みを引き出すことなどを信頼関係を構築し、聴くことが大切でした。

 例えば、重光理事はアカデミー生の発言に対して「よい指摘ですね」や「本当によく考えられているね」と、とにかくお褒めの言葉を多くいただきました。すると、次回のワークではさらに頑張ろうとモチベーションが上がったり、自身の意見が人に認められ、気分が良くなり、さらに質問をしてみようと思いました。このように、人の話をよく聴き、本音を聞き出すことが非常に大事であることを学びました。

4.最後に

 私たちが学んだPEファンドで働く上で大切なことは「想像・創造力」「右脳と左脳の行き来」「傾聴力」でした。分析的な思考が大切なのはもちろんのことですが、それ以上に人間味や野性味が大切であることが伝わったと思います。
 また、重光理事やスマートキャピタルで働かれている方々は謙虚で物腰が柔らかく、常に受講生の質問に耳を傾け、仕事に真摯に向上心をもって取り組み、誰からも常に学びを得ようとする姿勢を感じ取りました。
 このように4回の講義とトークセッションを通じてPEファンドについて理解が深まったと共に、プロフェッショナルの姿勢を感じることで、日々の人への接し方や物事への取り組み方、学生生活の過ごし方を改めて見直す契機となりました。

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