万有引力と恋愛の法則

万有引力の法則とは,すべての物体は”引力”という力によって互いに引かれ合っているという法則のことである。

宇宙さえも包み込んでいるこの巨大な法則によって,水金地火木土天海は太陽を中心として近づいたり離れたり,周期的な軌道を可能にしている。

2物体の間に働く万有引力=F は次の式によって定義される。

G:重力定数
m1:物体1の質量
m2:物体2の質量
r:2物体間の距離

詳しいことは分からないが,万有引力というのは質量に比例し,2物体間の距離の2乗に反比例するらしい。つまり重ければ重いほど,近ければ近いほど2物体間の引力は大きくなる。

宇宙を支配しているこの法則に,恋愛の真理が眠っていることを私は予感した。
2人の人間がいたとする。徐々に距離を近づけていく。
ある一定のラインまで近づくと,お互いに意識し合うようになり,近づけば近づくほどにその意識は高まっていき,やがて無限へと収束する。

収束した無限は人間の奥底から情動を湧き上がらせ,互いの接触を促す。
この接触点の発生によって2人の距離は0となるから,2人の間に働く引力は「定義不可」という数値の概念を超えた,全く新しい別のものへと変貌を遂げる。

距離を極限まで縮めた2人のその結末に発生する概念こそ,愛なのではないだろうか。

宇宙よりもミクロなスケールで行われる恋愛においては,2人の距離が近づけば恋愛が成就するわけではなく,意志の力が介在することによって,近づく前に相手が離れてしまう場合もある。

万有引力の法則が恋愛に関係していながら,一番重要な部分は意志の作用がなければ愛に至ることができない。私はこのブログに,万有引力の法則に対する不完全性を提唱する。


思い付きで書いてみたものの,書いた本人にさえよく分からない文章ができてしまった。くだらない内容だけども,こういうくだらないことを考えるのが一番楽しいと強く思う。人生に彩を与えるのは生きるのに必要なものではなくて,必ずしも必要のないものだ。
私は私のもっているこのくだらない感性が大好きだから,役には立たなくても,もっともっと磨いていきたいと思う。


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