DX化を推進させるIT・DX資格

2024年3月5日 12:42

「ちょっとしたことから始める業務効率化」の記事が好評

「ちょっとしたことから始める業務効率化」の記事が非常に好評でした。

今回はIT・DX関連の資格取得をし、DX化を知識面から強化するという観点で話します。

IT・DX資格と言えば、IPA（独立行政法人情報処理推進機構）で実施している資格試験が有名ですので、ざっと紹介させていただきます。

対象者は、「職業人及びこれから職業人となる者が備えておくべき、ITに関する共通的な基礎知識をもち、ITに携わる業務に就くか、担当業務に対してITを活用していこうとする者」となります。

情報システムの利活用をするにあたり、機密情報を守る情報管理の基礎となるスキルを身に付けます。

ITエンジニアの登竜門としてのエンジニア向けの国家試験です。
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能、実践的な活用能力が身につき、仕事の幅が格段に広がります。

基本情報技術者試験の上位試験であり、ワンランク上のITエンジニアを目指すエンジニア向けの国家試験です。
応用情報技術者試験の合格により、弁理士試験の選択科目または中小企業診断士試験の科目が免除されます。※1

経営とITを結びつける戦略家であり、ITストラテジスト試験は情報処理技術者試験の内の国家試験です。

IT分野での開発を行うプロジェクトチームの責任者として、プロジェクトの目的の実現に向けて責任をもってマネジメント業務を担い、国家試験であるプロジェクトマネージャ試験は情報処理技術者試験の内の1つです。

ネットワークシステムを構築し運用できるネットワークエンジニアやインフラ系エンジニア向けの国家試験です。

プログラマーやシステムエンジニアの上級職として、システムの設計・構築を行う者をシステムアーキテクト呼び、上級エンジニア向けの国家試験です。

データベースに関する専門知識を活用してシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守に携わるエンジニア向けの国家試験です。

エンベデッドシステムスペシャリストはITエンジニアの一種であり、エンベッドシステム（組み込みシステム）を専門とするエンジニア向けの国家試験です。

ITサービスの提供に関する運用管理、リスク管理、コスト管理などのシステムの運用管理を行い、高度IT人材として、サービスの計画立案、改善のため、組織の活動を指揮し、管理する者を目指す国家試験です。

被監査対象から独立した立場で、情報システムの監査を行う者であり、国家資格となります。
高度IT人材として、情報システムや組込みシステムを総合的に点検・評価・検証して、監査します。

情報セキュリティに関する知識・技能を有し、経営層を支援するセキュリティコンサルタントであり、国家資格です。

せっかく頑張って試験勉強をし、合格したものの何もインセンティブがなければ、合格者のモチベーションが上がりません。

合格したなら、受講料の補填、資格奨励金のような一時金を支給するなど、加えて、社内で合格者の表彰があると良いでしょう。

補足ですが、厚生労働省が実施した令和元年度における建設業、製造業、小売・サービス業に係る資格・検定等の調査では、受講料・講習会費などの費用負担をしているのは全体の8割を超え、多くの企業が従業員のスキルアップの支援をしています。※2

長文となりましたが、読んでいただきありがとうございます。
IPAで実施しているIT・DX資格試験に関して、もっと知りたい方は下記を参照ください。

下記は、中小企業診断士試験、弁理士試験の科目免除に関して。※1

中小企業診断士第１次試験他資格等保有による科目免除
https://www.j-smeca.jp/attach/test/tashikakumenjyo.pdf

弁理士試験の選択科目が免除される情報処理技術者試験合格者の試験区分

厚生労働省：令和元年度「資格・検定等の人員配置、昇格及び賃金への反映状況等に係る実態調査」取りまとめ※2
https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000678759.pdf

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？