「製造業出身ではないヒトが今のキャディに入る意味ってなに?」というご質問に答えます
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「製造業出身ではないヒトが今のキャディに入る意味ってなに?」というご質問に答えます

「やはり自分は製造業に対してそこまで強い思い入れが持てず、内定を辞退します。。 選考中、御社のみなさんに非常に良くしていただいたこと、本当に感謝しております…!」

これは、先日弊社の内定を辞退された方から伝えられた言葉です。なんとしても一緒に働きたい!と思っていて(オファーさせていただいた方は皆様そうですが)全力でお話したものの、我々の想いと実態を100%届け切ることが叶わず、他社での挑戦を決意されたとのことでした。

キャディ株式会社で人事の責任者をしております、原です。キャディという会社は「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションを掲げている、この10月で5期目に入ったスタートアップです。(我々が目指す世界の具体的なイメージについては、以前代表の加藤が書いた以下の記事をぜひご一読ください)

ここ最近、事業成長に伴って様々なメディアからの取材が増えたこともあり、冒頭のように非製造業出身の方からの求人応募を数多くいただくようになりました。※もとより製造業出身者はそこまで多いわけでもないのですが。

そんな「これまで製造業との関わりを持つことが少なかった方々」にとって、重厚長大で複雑な業界故にキャディが掲げるミッションや課題意識にとっつきにくさを感じることもあると思います。

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実際に面接でも、冒頭の例と同様に
「今の時点で自分の人生を製造業に賭けようというほど強い想いがあるわけではないが、ついていけるのか?」
「製造業未経験で成果を出せるのか、正直不安がある」
という声をお聞きすることもあります。

そういった懸念に対して、私としては「大丈夫です。この課題を一緒に解いていく中で、大きな意義を感じる瞬間がすぐ訪れます。また、非製造業出身のメンバーも多く活躍しており(私も含めてむしろそちらの方が多い・・・!)、製造業出身かどうかだけが成果を左右する訳では決してないです」とお伝えしています。

ただ、これは「飛び込んでみればわかる!」というある意味では無責任に聞こえうる回答になっているかもしれません。そこで、製造業という広大なフィールドにおける我々の挑戦が、一緒に働く方のキャリアにとってどのような意義を持ちうるか、私なりの考えをお伝えできればと思います。

あのときに伝えきれなかった悔しさのあまり長文になってしまいましたが、ぜひご一読ください。
また、本文の最後にお知らせもありますので、お時間ある方はぜひ最後までお目通しいただければ幸いです!

長くなるので先に結論からお伝えしますと、
1. 製造業が抱える課題は、とてつもなく大きく、広い(グローバルにもそのまま繋がっている)
2. 製造業が抱える課題は、とてつもなく難解で、複雑(課題解決の真髄が詰まっている)
3. 製造業が抱える課題は、とてつもなく意義がある(特に、日本に縁がある方々にとって)

からこそ、この業界での挑戦は、一緒に働くメンバーのキャリアにとって「一生モノの経験」が得られる機会となると断言します。

また、その経験を創業5年足らず/数百人程度の未成熟な会社の中で手触り感を持ってやっていけることが、今このタイミングでキャディにジョインいただく大きな意味だと考えています。

では、そう思うに至った思考プロセスについて、順を追ってご説明します。


1.製造業が抱える課題は、とてつもなく大きく、広い(グローバルにもそのまま繋がっている)

既に耳にされたことがあるかもしれませんが、キャディが事業を展開する製造業というフィールドは、国内だけでも総生産額180兆円、就業人数1000万人を誇る、最大の産業です。その内キャディが現在注力して変革を目指している「調達」領域に絞っても、120兆円もの市場が広がっています。

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さらに視点をグローバルに広げると2000兆円の市場規模となり、もはやイメージが湧かないほどの大きさです。この市場と比べると、今のキャディがどれほどちっぽけな存在かよく分かります。

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加えて、製造業が他産業と決定的に異なる特徴がもう1つあります。それは、製造業にはグローバル展開を目指す上で一般に参入障壁として存在する「言語の壁」がありません。なぜなら、(当然ですが)製造業の共通言語は「モノ」、あるいはそれを表す「図面」だからです。

スポーツ選手が外国語をうまく操れずともグローバルで活躍しうるように、製造業においては適切な品質のモノを、適切な価格で、定められた期日内に提供できれば、言葉の壁は決して大きなものではありません。(それだけQCDが決定的に重要であることの裏返しでもあります)

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GMOベンチャーパートナーズの村松さんも、日本からユニコーンが生まれない理由について同様の視点で言及されています。

日本は地方予選も全国決勝も日本人の市場である。そこで最適化したプロダクトができあがる。それを世界に出す時、製造業以外の分野では、言語の高い塀を見上げることになる。次に「このネーミングでは、この色ではウケない」といった「海外の感性との差」を指摘され、世界仕様に作り直しプロモートし直すことになる。

『ユニコーン量産の地政学』(日経産業新聞、2021年7月30日付、村松竜 )

実際に、キャディのお客様やサプライパートナー様の拠点は海外にも広がっており、そのネットワークを通じてグローバルにも門戸が開かれています。

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今年8月にシリーズBラウンドでの資金調達を実施した際、グローバルで投資経験が豊富な海外投資家からのご支援があったこともそのような期待の現れだと捉えていますし、キャディが急成長している要因もこの圧倒的な市場規模に拠るものが大きいです。
※製造業の市場規模について詳しく知りたい方は以前書いた以下の記事をご参照ください

さらに我々はこのタイミングで、受発注プラットフォームで獲得した様々なアセットを活用し、共通言語たる「図面」に関わるソフトウェアの提供(SaaS事業)を開始しました。

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キャディに今ジョインいただくことは、こうした世界規模で共通した課題に対してグローバルスタンダードを共に創っていくことを意味し、今後のキャリアに一生刻まれる経験となるものと確信しています。

これまで製造業に接点がなくとも、腕に覚えがあるという方には途方もなく大きく活躍いただけるフィールドが一面に広がっています。われこそは、という方はぜひ弊社のイベントや求人に応募ください。お話しましょう。
※イベントについては以下のリンクをご覧ください。


2.製造業が抱える課題は、とてつもなく難解で、複雑(課題解決の真髄が詰まっている)

続いて、2つ目の理由です。

先程ご説明した通り、製造業の共通言語は「モノ」です。つまり、我々が扱う最終製品はデジタル上ではなく、この世界にリアルな物質として存在しています。

その結果、設計から始まり、調達・加工・流通・検品・組立まで、サプライチェーンが極めて長く複雑になります(クライアントに資料のPDFを送ったら完了、というわけにはいきません)。その中で、規模の大小・期間の長短を問わず、様々な課題が日々めまぐるしく発生するのです。


そしてこの難解な課題を解く上で、弊社が非常に大事にしていることがあります。それは、「お客様からの発注に対して、サプライパートナー様にご協力いただきながら、最終的には自分たち自身が納品責任を持って価値をお届けしきる」という、一見非効率なやり方です。「製造業の受発注プラットフォーム」と自らを称しながらも、両者のマッチングのみをしている訳では決してありません。

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なぜこの手法を採用しているか。それは、長く複雑なバリューチェーンの中で発生する課題が、マッチング機会を提供するという第三者的な立場からでは到底理解しえないほど根深いものだからです。

まず、自分たちが1プレーヤーとしてこの業界を持つ痛みを真に理解する。そして、テクノロジーとオペレーションを高度に融合させ、痛みへの根本的な解決策を自ら生み出す。そうすることでしか、製造業のポテンシャル解放というミッションを成し遂げることは不可能なのです。

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「Whole Product」という弊社が掲げる課題解決の考え方。 セオドア・レビット氏が提唱する概念に基づき、狭義のプロダクトである「テクノロジー」に加えて「オペレーション」も含めた事業そのものをプロダクトと位置づけ、全社での課題解決を志向する。



だからこそ、キャディでは課題を表層的に捉えるのではなく、自身のものとして捉え本質的な解決策を編み出していくことが求められます(自分たちの痛みなので逃げることができません)。

結果、事業やプロダクトに非連続な成長をもたらすだけでなく、業界・世界を変革するための真の力が培われる。その点が、「一生モノの経験」が得られると断言する2つ目の理由です。
※キャディの課題をまとめた以下のリンクも是非ご覧ください。


3. 製造業が抱える課題は、とてつもなく意義がある(特に、日本に縁がある方々にとって)

最後に、特に日本に縁がある方にとって、製造業でのチャレンジがどのような意味合いを持つかを考えてみたいと思います。

キャリアにとっての意味といいながら、この部分は日本人としての誇り・エモーショナルな感情を多分に掻き立てる要素かもしれません。


かつて、「Japan as no.1」と言われた日本のモノづくりは、いつの間にか「斜陽産業」のような形で報道される機会が多くなりました。国内の中小メーカーは、30年で半数以上が廃業し、現在もメーカーの73%が赤字に苦しんでいるという厳しい現実があるのも事実です。

しかし目線を製造業の外にも向けると、苦戦しているのは他の業界を見ても同様で、むしろ製造業は善戦している方でしょう。日本の時価総額ランキング上位15社の推移を見ると、ここ5年でも製造業関連の社数は1.5倍(6社→9社)に増加しています。

逆にソフトウェア市場においては、とことんGAFAMを始めとしたグローバルプレイヤーに市場を奪われ続けてきました。そう考えると、製造業は日本が「失われた30年」を取り返すことができる、残された数少ないフィールドと捉えることもできます。

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もちろん前提として、我々が見ているのはお客様やサプライパートナー様であり、彼らが抱える痛みであり、業界が抱える負です。 これまで、GAFAMに勝ちたいなどと言ったことも、考えたこともありません。

ただ、もしこの挑戦が成功すれば、自分たちの次の世代が、日本に対して大きな誇りを感じてくれるような、そんな世の中になるかもしれない。そういった気持ちを持ってキャディ(そして製造業)に飛び込んでいただくのも、とても素敵なことだと思います。


長くなりましたが、今回は今のキャディ(そして製造業)にジョインいただくことが、メンバーのキャリアにとってどのような意味を持ちうるか、3つの視点から私の考えをお伝えしました。

改めて、
1. 「世界規模で共通した課題に対してグローバルスタンダードを創る」という比類なき大きな挑戦に対して、
2. 業界に根ざす痛みを自ら引き受けた上で解決するという本質的なアプローチで、
3. 自分たちの後の世代が、日本により大きな誇りを持ってくれるかもしれないという希望に満ちあふれて

挑んでいけることは、まさに今キャディにジョインいただくことでしか得られない経験です。


私はこのキャディという会社を、ものづくり産業だけでなく、共にはたらく人のポテンシャルまで解放し続けるような人材輩出企業にしていきたいと考えています。しかし、それは私一人の力では到底できることではありません。今いる超優秀なメンバーと、これからジョインいただく超々優秀なみなさんと、一丸となってやっていく必要があります。

本記事をお読みいただき、
・チャレンジングな環境で思い切り自分の力を試してみたいという方、
・自ら船を作り、その船を大海に向けて漕ぎ続けていきたいという方、
・難しい挑戦にこそ心が奮い立つ方、
・日本発の世界的なプラットフォームを作り上げてみたいという方、
・製造業ってアツそう!と少しでも思われた方、
・この記事のどこか1行、1文、1ワードでも引っかかった方、
ぜひご応募をお待ちしております。
一緒に世界に誇る企業を創り上げる「一生モノの経験」を共有しましょう。

最後にお知らせ

最後に… 実は、本日22時のガイアの夜明け(テレビ東京)にて、キャディの取り組みが取り上げられることになりました!!

その嬉しいニュースを受けて、
・撮影の裏側って、どうなってた!?
・町工場さんの視点から見るキャディって!?
・ぶっちゃけキャディでのキャリアってどう!?
などの幅広いテーマについて、豪華ゲストを迎えてイベントを開催します! 代表の加藤だけでなく、番組で登場いただいた町工場さんの生の声もお聞きできる非常に貴重な機会ですので、ぜひ下記リンクよりお申し込みください。 お待ちしております!


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キャディ株式会社でHR Div.を担当しています。 キャディ入社後、カスタマーサクセス→CADDi Univ立ち上げ→営業企画立ち上げ→営業→HRと変遷。 2019年9月までは株式会社マクロミルの執行役員でした。