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Holiday Seasonのソワソワ感

 渡米して2年目になりますが、10月から年末までの一連のお祭り気分のディスプレイの移り変わりが楽しくてたまらない。ハロウィンに向けてカボチャとSpookyなもの(ドクロとか目玉とか蜘蛛とか、、)が湧いてきたと思えば、その翌日からはお菓子コーナーはクリスマス仕様に入れ替わり、11月の感謝祭に向けて七面鳥と料理グッズ、お菓子作りキット、グレービーやクランベリーソース、パンプキンパイ、アップルサイダー(アップルパイの汁のようなリンゴジュースベースの甘い飲み物)が一斉に並び出す。ホーム用品売り場は、秋のオレンジ色から、赤と緑と、一部は青と白(ハヌカ)に埋め尽くされる。業務用のようなカードの束や包装紙やらが並んでいると意味もなく欲しくなってしまったり、幼少期からの憧れのキッチン用品に再会したり、巨大なリボンやリースにしばし見とれたり。

 ドイツでディズニーを見て育った私の理想のクリスマスはこの雰囲気に近い。家の中をツリー中心にもさもさに飾り付けをして、暖炉があって、オレンジ色の光の中で、オーブンフル稼働で料理を作りまくる。なんならこの妄想とそれを具体化してくれるちょっとしたもの(海外版料理番組や懐かしの音楽)があれば、広葉樹だろうが手乗りサイズだろうがツリーはツリーになるし、この雰囲気を一人で味わうのがとても満足感がある。東京ゴッドファーザーズでも見れば完璧である。

 話は戻って、こちらはおよそ12月25日がピークであり、NewYear's Eveも盛り上がりはするものの下手すれば年始から通常運転に戻る。クリスマスリースもツリーもそのまま。一方、日本人的感覚として、やはりお正月にピークを持っていきたいところがある。昨年は、大晦日はオルガンの先生のところのミサに参加して「クリスマスやん!」となりつつ、霙の中帰宅後に年越しそばを作り、タイムズスクエアの中継映像を見ながらカウントダウンをし、翌朝は友達とニューイヤークルーズでブランチ。夜はお雑煮と黒豆と伊達巻。つまり、この10月からのホリデイ気分を年明けの七草粥か鏡開きくらいまでキープできるというお得感。去年は旧正月するクラスメートもいたのでそのころまで何となくソワソワしっぱなし。
 ということで、中国語を数日前から突如勉強し始めたので、このさらに長ーいHoliday seasonを味わえるようになるのを目標に引き続き精進したいと思います。

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