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私の恋愛観

恋人と一緒に何かをやりたいと思う、願う、切望するのはごくごく普通のことだが、それはただ単に自分がやりたいだけだったりする。

そうなると自分にとっては相手は誰でもいいのかとか、手前勝手な考え方だなとか、素直に恋愛について考えることができなくなる。

本当に自分を幸せにしてくれるのは自分のやりたいことを一緒に叶えてくれる人だろうかなどともたまに考える。

自分を幸せにできるのは自分自身に他ならない。
恋人という他者にどうこうして欲しいとか願うのはエゴイズムにも思える。

私にとっての恋人は庭にある木や岩のような関係が理想だ。
距離感が丁度よい。気にもならないし、別段目につくわけでもない。
とりわけ派手に主張するわけでもない。
媚びてくるわけでもない。
甘えてくるわけでもない。

ただただそこに居てくれるだけで和む。

日本の国歌である"君が代"の歌詞の意味は男と女の恋愛である。

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
苔のむすまで

君と私で小さな幸せを一緒にこつこつ長い月日をかけて積み重ねて大きくしましょう。

かなり雑になったがこんな感じの意味だったと思う。

偶然にも私の恋愛感と同じだ。
これに気がついたのは高校の頃だ。

私の幸せは相手にわざわざ色々なことを求めないこと。
別段大それたことをしなくても、いつまでもいつも通りに居てくれるだけで私は幸せなのである。

そうなると大切な人と長生きしなければならないと思う次第である。

一方でいつまでもいるためには何かをしなければどうやらいけないらしい。

思い通りにはならない。
わがままにならざる得ない。
エゴイスティックになる。

それが恋愛なのだろう。

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