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学力差を認めていくのか・・・。



GIGAの構想のもと、子供ひとり一台タブレットが配布されるという、昔から情報教育に携わってきた人間にとっては夢のような環境が整備された。

そして、まだまだ試行錯誤の中ではあるが、様々な取り組みが行われている。けど、その中で気づいたこと。ICT支援員としてどう対処していいかの最近少し悩んでいる。

子どもたちがドリルのアプリソフトに取り組んでいた時のこと、課題として与えられた範囲はすでにクリアして、どんどん進んでいく子どもが出てくる。塾で学習している子はなおさらである。そして、まだ授業では習っていない問題をやっていいのかと聞いてくる。自分の方では判断がしにくいので、学級担任と相談。

ここで、担任によって対応が違ってくる。まだ、授業でやってないとこはやらないでね。今までの復習をもう一度やってねっていう教師。でも、子どもはすでにその問題をクリアしており、クリアマークの付いた問題をやる学習意欲は失せている。でも、先生の指示だから仕方なしに繰り返している。

ある教師は、挑戦してみろ。できるかなって挑発してくる先生もいる。できる子は学習意欲旺盛なので、どんどん新しい問題に挑戦して、クリアのメダルがもらえたことを自慢する。そして、さらに進んでいく。

今までの授業ではこんな状態は起こりにくかった。確かに早く問題が終わってしまう子どももいたが、それは、同じ単元の他の問題を解かすという手立てで子どもを納得させ、子どもが勝手に新しい単元に入っていくことをなるべく避けた。

しかしだ。タブレットという道具を与え、さらに、全学年、全単元の入ったドリルソフトを与えてしまった以上、今までの学習で収まりなさいというのも変な話だ。ここをどうしていくのか、教師は新たな問題を抱えることになる。そして子どもたちから相談される自分も悩んでいる。

さらにプログラミンが学習はもっと深刻である。これについては次回のお楽しみ。(続く)


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