WEB学校南の風小中学校 ICT支援員日記

WEB南の風小中学校のICT支援員をやっています。今年で4年目になります。この学校で行…

WEB学校南の風小中学校 ICT支援員日記

WEB南の風小中学校のICT支援員をやっています。今年で4年目になります。この学校で行われているICTの取り組み、様々な成果や課題を発信していこうと思っています。そして、リアルな学校のICT支援員としての取り組みも載せながら今後の支援員の方向性も探っていけたらなと思っています。

最近の記事

canvaに待望のふりがな機能!

 新学期早々素晴らしいニュースが入ってきましたね。以前から要望の多かったふりがな機能付きました。さっそくやってみましょう。 ①文書の作成  まず普通に文書を入力します。ふりがなをつけたい文書を選択して、右の三点マークを開くと、下のメニューにふりがなというメニューがあるのでこれをクリックします。 ②ふりがなをつけたい文書の選択  どの文書にふりがなをつけたいのか聞いてきますので、ここでは、わかりやすいようにこの「南の風小中学校」だけを選択してみます。当然一気にふりがなを

    • canvaで何ができる(夏特集その4)

       台風10号被害はなかったでしょうか。伊勢湾台風に匹敵する台風だということで随分心配しました。まだまだ雨は衰えていないので、気は抜けませんね。  さて夏休みも明日一日ということで、早い自治体はもう新学期も始まっていることだと思います。canva、2学期から使えそうでしょうか。CECの活動も盛んになって、この夏休み各地で研修が行われて、2学期から全国的にcanva大盛り上がりになるのではないかと思っています。  ちょっとアップが遅くなりましたが、今回も第4弾ということでcanv

      • canvaで学校何ができる(夏特集その3)

         夏休も半分過ぎ、そろそろ2学期の準備に取り掛かろうとしている頃ではないでしょうか。2学期からは是非canvaを利用した教育活動を!ということで今回は夏特集第3弾をお送りします。  ほんとcanvaはできることが多すぎて反対に何に手を付けていいかわからないといった贅沢な相談を受けることが多々ありますが、今夏の特集が少しでもそのお役に立てればうれしいです。 11.漢字を作ろう  作った文字を部首ごとに分けて配置し、移動させながら漢字を完成させる課題を作ることができます。  

        • canvaで学校何ができる(夏特集その2)

           canvaで学校何ができる第2弾。canvaを使って学校でできること新に5つランダムで紹介します。 6.調べ学習のまとめ  canvaを使えば、簡単に観察日記を作ることができます。まず校庭や花壇に出て気になる植物をカメラで撮ります。昔なら、植物図鑑を持ってきてこの花は何だろうと探していたと思いますが、今は、撮った写真をGoogleの画像検索を利用すればどんな花なのかを調べることができます。あとは、canvaでまとめるだけです。 7.ホワイトボードの活用(学級での意見交

        canvaに待望のふりがな機能!

          canvaで何ができる(夏特集その1)

           canvaで何ができる(夏特集その1)ということで、夏休み特集としてcanvaでできることを5回特集でお送りします。ICT支援員として、先生方に参考例として出したものです。何らかの参考になればうれしいです。 1.板書計画  canvaを知るきっかけになった、canvaの縦書き機能。この機能を使って板書計画を作成し、先生方と共有しながら研究授業の板書計画を練っていきます。canvaなら様々な黒板のイラスト(超リアル)も利用でき、授業に必要なイラストや動画まで貼り付けできま

          canvaで何ができる(夏特集その1)

          夏こそcanvaを研修しよう!

           7月末は校内研修が多く入っていて、先生方はなかなか自分の時間が取れなかったと思いますが、8月に入って少し時間がとれるようになったんじゃないかと思います。  ICT支援員は契約の関係で8月は休業となることが多く、その分1か月給与なしという厳しい月に入ります。ここのあたりの待遇改善は是非必要だと思うのですが。  さて、canvaのCECという活動が盛んになってきました。教育者キャンバサダーも続々と決まって、全国的な組織ができつつあります。  canva教育者コミュニティーJAP

          10年後の学校その時教師は!

           1学期も終わり、一息ついたかと思えば、毎日研修の嵐で先生方は本当に大変です。ここ南の風小中学校でも、canvaとFigjamの研修を行いました。  自治体によっては、ロイロノートを使ったりミライシードを使ったり、スマイルネクストなどを使ったり、学習支援ソフトはまちまちで、自治体が変わるごとに研修をし直さないといけない、教材も作り直さないといけないっといった状態が毎年起こっています。  でも、canvaとFigjamをマスターしておけば、どこの自治体に異動になっても困らないし

          Canvaに望むこと!

           前回まで、複線型授業について書いてきた。実際に完全複線型ではないが、前提となる個別学習や協働学習は多くの学校で行われており、そのツールとして利用されているのが、Jamboardの代わりとなるFigjamやCanvaである。現在、Figjamはホワイトボード、canvaはカード型学習で利用される場合が多いのではないかと思うが、その中でcanvaにもう少し機能があれなと思う日々である。 1.ウィジェット機能が欲しい  実際Figjamのホワイトボードを使った先生方から漏れ聞

          複線型授業ワークシートをつくってみた!

           今回も複線型授業について書いてみようと思う。  複線型授業でやはり大事なのは、子どもたちがいったい授業で自分は何を学習するのかがわかっていること。それがわかっていないと、いわゆるはいまわる授業になってしまう。  そこで、複線型授業ワークシートを作成してみた。ワークシートは3つのシートがセットになっており、大単元を小単元にわけて学習するという形になる。 1 単元シート 単元シートには、単元名、単元の目標が示されている。目標を達成するための指標として、単元ごとにルーブリッ

          複線型授業ワークシートをつくってみた!

          複線型授業に思うこと2!

           今回も複線型授業について考えてみたい。  複線型授業、いろいろと考えるとこれは究極の授業の一つだと思うようになってきた。  ちょっと脱線するが、自分が現役の時も、一斉授業、個別学習、協働学習は授業の形として、様々取り入れられてきた。個に応じた学習というのがキーワードになった頃、丁度自分が本格的にコンピュータに取り組み始めた頃で、分岐を駆使しながら、子どもの興味関心に応じた問題を作成したこともあった。しかし、環境はパソコン室に45台という時代で、週に一回使えれば上等だった

          複線型授業に思うこと

           南の風小中学校の研究主任から、今後は複線型授業を増やしていきたいと思うんだけど、どうしたらいいかを相談された。え、複線型授業?現役の時にはなかった教育用語?でリートンにその始まりを聞いてみた。 複線型授業の始まり1 複線型授業の始まり  複線型授業の概念は、1990年代後半から2000年代にかけて、日本の教育界で議論されるようになりました。  当時の教育改革の中で、子供一人一人の個性や能力に応じた学びの実現が求められるようになってきたのが背景にあります。 2 複線型授業

          スライドをcanvaで利用する!

           南の風小中学校ではcanvaを利用する先生が増えてきた。今やスライドでプレゼンテーションを作る先生はほとんどいなくなった。校務用パソコンでパワポを使う先生もまだ数人いるが、校務パソコンは持ち出しが禁止なので、USBということになるのだが、そのUSBも禁止されているので、メールで分割して自宅に送るなんでいう前近代的な方法を行っている。この先生ももうすぐ、canvaに乗り換えるなっていう感じがする。  ところで、先日、他の自治体から異動してきた先生が、canvaの良さ分かった

          個別学習・協働学習に必要な教師のスキルとは!

           授業では、大きく分けて個別学習と協働学習があげられると思うが、具体的にどんなスキルがあったら、タブレットを有効に使えるか、基本的なところから考えてみたい。 まず、個別学習から考えてみよう。 <課題作成のスキル>  まず、課題作成の方法としては、ドキュメントで作成する。スプレッドシートで作成する、スライドで作成する、フォームで作成する、canvaで作成するというのがほとんどではないだろうか。 具体的にあげると ①ドキュメント ・タイトル ○○について考えたことを、200

          個別学習・協働学習に必要な教師のスキルとは!

          ICT支援員の憂鬱!

           今回はICT支援員の憂鬱について書いたみたい。  何故憂鬱なのか。 ICT支援員になって4年目 ICT支援員になって4年目が始まろうとしている。振り返ってみると、コロナ禍での急なGIGA構想で、全国の学校にタブレットが導入され、ばたばたする学校現場を支援するべく、多くの自治体がICT支援員なるものを配置した。    しかし、あまりにも急だったため、採用も自治体の会計年度職員であったり、企業への委託であったり、その採用方法はまちまちで、ICT支援員としての活動内容も、大ま

          ICT支援員なら教育技術(小学館)使わない手はない!

           ICT支援員はもとIT関連に勤めていた人も結構多い。自分の勤めている自治体にも元IT関連企業から転職してきた人がいる。その人から良く相談を受けるのが、ITの技術はある程度分かっているつもりだが、それを授業でどのように活用したらいいかがいまいちピンとこないという悩み。  私は元中学校教師なので、ある程度は分かっているつもりだが、やはり小学校と中学校では当然学習内容も違うし、子どもの年齢も違うので、授業方法もかなり違っている部分もある。そうした中で、自分が参考にしているのが、小

          ICT支援員なら教育技術(小学館)使わない手はない!

          教師ならリートン使わない手はない

           去年はチャットGPTの登場で、一時期世間は大盛り上がり、学校現場も結構騒がれていました。しかし、情報の不確かな点が結構強調され、次第に学校現場では下火になっているのが実情です。単にあいさつ文とかスピーチ原稿ならいいんいいんですが、授業に使うとなると、結構でたらめな情報もあってICT支援員としても先生方に最初はお勧めしましたが、年度後半にはあまりこちらも口出ししないようにしていました。  しかし、しかしです。リートンは少し事情が違います。リートンは生成AIをベースとしたコン

          教師ならリートン使わない手はない