記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【映画感想】学んだことは字を読むこと

 ひと夏の恋としては苦しすぎる。
前半と中盤以降で別の映画を見ているかのよう。

謎の体調不良に見舞われ、朝起きるのが億劫です。
どうもくらひろです。
本日も何見よと思って、アマプラ終了間際の作品から選んだこちら。
『愛を読むひと(TheReader)』

あらすじ読んだ僕「あー思春期の子が年上の人に憧れるやつね」
前半みた僕「予想した展開。で、このあとどうすんの?」
見終わった僕「考えさせられるわ…」

恋愛とか除いて悲しい物語の映画だなといった感じ。

『愛を読むひと(TheReader)』とは

2008年のアメリカ・ドイツ合作映画。英語作品。1995年 に出版されたベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』を、スティーブン・ダルドリー監督が映画化。

第81回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、ケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞。

Wikipediaより

主演女優にタイタニックのケイト・ウィンスレット。
お美しいです。
あらすじ無かったので追加。

1958 年のドイツ。15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は気分の悪くなったところを21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)に助けられたことから、二人はベッドを共にするようになる。やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになりマイケルの想いは深まっていくが、ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消す。数年後、法学専攻の大学生になったマイケルは、ハンナと法廷で再会する。彼女は戦時中の罪に問われ、ある秘密を隠し通したために窮地に追いやられ、無期懲役の判決を受けるのだった。時は流れ、結婚と離婚も経験したマイケル(レイフ・ファインズ)は、ハンナの最後の“朗読者”になろうと決心し、彼女の服役する刑務所に物語の朗読を吹きこんだテープを送り続けるのだったが…

Filmarksより

レビュー(ネタバレなし)

見る前に少し事前知識が必要かな?という印象。
大戦後のドイツの事情。ナチスについてなど。
知らない人は置いていかれそう。

ケイト・ウィンスレットやっぱ綺麗な方だなと思った。
(他の作品はタイタニックくらいしか知らないが)
正直ネタバレなしだとふわっとしたものになってしまう。

映画の感想は重く悲しい物語。
人物の言葉や行動で読み取っていく必要はあるのでそういうのが苦手な人は面白くない作品かな。
伏線といった伏線は少なく、後からも気づかせてくれるの配慮はある。

少し残念だった点を一つ。
大戦後のドイツを舞台にしているが、ガッツリ英語。
いや仕方ないんですけどね…

しっかりと映画を見たい人にはおすすめできる作品。

まとめ

全体を通してストーリーがよく、世界観もよく作り込まれている。
とても良い作品ではあるが、重めなのでそこは注意といったところですかね。
アマプラは後1週間ほどで終了なので、見たい方はお早めに。

この後にネタバレ有りの感想も書くので見たくない方はそっ閉じしてください。



ネタバレ有り感想

ネタバレ抜きにすると感想を書きにくかったので。

若干意味が不明だった部分もあるので他のレビューや元の作品である『朗読者』も参考にしました。

ハンナについて

まず1つ目に最初マイケルの前からいなくなった理由も文盲が関係してましたね。
現場職から昇格で事務へ。
事務をするには読み書きは必須。
しかしハンナはできない。
そういったモヤモヤもありマイケルにあたってしまい、追い出すかのようにそのまま行方をくらます。
プライドが邪魔したのもあるだろうけど、15歳の少年にしてはたまったもんではないですね。

そしてハンナもまた差別される側の人間だったようですね。
原作ではハンナの身体特徴が事細かに書かれているよう。
その特徴から見る人が見たらロマ族の特徴だったそうな。
ロマ族も当時は差別の対象でした。
それを踏まえると話の流れがスッキリする。

文字の読み書きができない理由や、裁判で隠した理由、そして悲しい結末をたどった理由。

最後に関しては自身が読み書きできるようになって自身がした罪をわかったんでしょうね。
「最初はきっちりしていたのに最近は身なりも…」
といった言葉があった(正確に覚えてません。)
マイケルからのテープと本で独学で文字を読めるようになり、色々気づいて鬱症状にといった感じでしょう。

正直時代が悪いに限る。
幼少期からまともな教育を受けれていれば、戦争がなければ。
難しい問題です。

マイケルについて

正直、もっと早く過去と決別しろよと。
奥さんと子供が可愛そうすぎる。
初恋の相手で、衝撃的な再開をしたとはいえ良い年齢なんだしなと。

最後には娘を連れていく時の表情などからも決別できた感じがあり、一応良かったのかな…?と

ところで95年にまでなってた意味どこかでありましたっけ?
88年にハンナが死に、そこから7年ほどどうしてたんだ?と。
もう一回見直すべきですかね。

色々考えられるのも良い映画ってことですね。
普通に良かった。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?