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【映画感想】本物の男なら母親を大事にしろ

男とは。アイデンティティとは。
一人の少年が経験をして大人になる物語。

どうもくらひろです。
今日の作品は以前、岡田斗司夫氏のYouTubeにて紹介されていたもの。
マイナー作品ぽいけど絶賛されていたので気になっていた。
↓対象の動画

今回見たのは『僕を育ててくれたテンダー・バー(TheTenderBar)』
原作著者の自伝映画でもある。
映画全体がセピアっぽく、昔話を目の間で話してくれている感覚。
一人の少年、青年のいろいろな葛藤であたりがよく描かれているなと。
男女で感想は別々のものにはなりそう。

『僕を育ててくれたテンダー・バー(TheTenderBar)』とは

『僕を育ててくれたテンダー・バー』(原題:The Tender Bar)は2021年に公開されたアメリカ合衆国の青春映画である。監督はジョージ・クルーニー、主演はベン・アフレックが務めた。本作はJ・R・モーリンガーが2005年に発表した自伝『The Tender Bar』を原作としている。
なお、本作はソンドラ・ジェームズの遺作でもある。

Wikipediaより

監督はあのジョージ・クルーニー。

ベストセラーとなった自叙伝「The Tender Bar」を基に、ジョージ・クルーニーが監督を務め映像化した作品。作家を志す若者(タイ・シェリダン)が、恋愛や仕事の夢を追い求める姿を描く。彼は伯父(ベン・アフレック)が営むバーのスツールに座り、地元の個性的な人々から、大人になることの意味を学ぶ。

Amazonより

あらすじまんまですね。
そのまま進んで切りの良いところで終わる感じ。

レビュー

ストーリーより世界観を楽しむ感じ。
そして色々と面白がれるかどうか。

作中では叔父から男はというものを学び成長していきます。
父でも母でもなく叔父です。
(そのへんは察しろ。)

出てくる親族の男どもがめちゃくちゃ良い味出してくれる。
偏屈だが芯のある祖父。
変わり者でたくさんのことを教えてくれる叔父。
それと父。

その中でも叔父のキャラがすごく良い。
叔父はいわゆる子供部屋おじさん。
その叔父が「母親は〜」「恋人は〜」とか言うが、そういうシーンは一度もなし。
だがなぜかかっこいい。

このあたりを楽しめるなら面白い作品。
ほんとなんでかっこよく見えるんだろ…

作品名について

邦題のセンス…と思いつつ少し考察。

叔父は紹介文にも書いてあるとおりバーを営んでいる。
つまりバーテンダー(BarTender)である。
しかし作品名はわざわざテンダー・バー(TenderBar)としている。

なにも考えず見ていた時は
「バーテンってそういう相談とか乗ってくれてるしそういことだよな」
と思っていた。

作品を見終わり改めて調べてみた。

Tender
世話をする人、看護人。

他の意味もあるが今回は割愛。
つまり世話をしてくれる人がいるBarということである。

映画を見ればわかるが、Barにいる常連客であったりも含めて色々教えられている。
時には変なことを教えられ、成人したときには酒をおごってもらい。
そのため、Bar全体で育ったんだろうなと。

それを思い、最後のシーンを見ると色々エモい。
あぁ、良い映画だったな。


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