開業story vol.4〜全て言った方が良い自分のやりたいこと
市役所に行ってある程度図面をクリアする為に必要な条件などが分かったところで次は設計士さんに図面を引いてもらいます。
運もついて、人生は流れていく
私は知り合いに店舗設計をしてる人もいたので必要があればお願いしようかなと思っていたのですが、一度現地打ち合わせに行ったところやりとりをしていた不動産の仲介業者の方がすでにガンガン図面を引いてくださってたのでそのまま任せることにしました。
もうひとつ私が運が良かったところは私の大家さんが建設会社さんなんですね。なので工事を入れるとなったところで大家さんが全部工事をやってくれちゃうわけです。
私が入るテナントの2階は全て住居なのですが、その物件たちを取り扱っている(図面を引いてくれた)仲介業者の方と大家さんはツーツーの関係なので
結局のところ全部の話が早い!と言うことなのです。
みんなで何回か打ち合わせをすることになるし、設計士さんに頼むとしてもやはり予定を合わせたりしないといけないので、この関係性はスケジュールを合わせやすくてとても助かりました。
仲介業者さんと大家さんの日程が合った上で私に聞いてくれたりしたので。
工事をしてくれる会社を探さずに済みましたし、私がこれは好物件だなと思った要因のひとつでもあります。
ちなみに設計料、デザイン費だけでも20万くらい(通常ならもっと)はするのでその辺りも予算に組み込んでいた方が良いと思います。
図面ベースでやりたいことをクリアしていく
図面がある程度決まったらもう一度市役所に行って掛け合います。
話した方が早いしその場の疑問もすぐ解決するので私は窓口に行っていましたが
電話やメールでもやりとりは可能です。
図面を作っている時に『アレ?これってどうなんだろう』と確認したいちょっとしたことなどはわざわざ窓口にいかなくてもそういった解決方法もあります。
窓口に行くほどでもない小さな疑問は私も電話したりしてました。
2021年6月から少し法律が変わるのでまた少し規定がラフになりますが
私は菓子製造業をまず取らないといけなかったのですが、
→お菓子/パンが作れる
→サンドイッチもできるかな?
→しょっぱいのあった方がいいからじゃあお惣菜とかもあった方がよくない?
という感じで、自分がやり切れるかどうかは別としてアイデアベースでは色んなことを考えていました。
それこそイートインスペース作りたい、ドリンク出したいってなると
菓子製造業のほかに飲食店営業の許可が必要、ということになったりするんです(2021年6月からはここらへんも法律が変わります)
そういうの、図面の段階で全部言ったほうがいいです。市役所の人にね。
場所を持ってしまえばなんでもできる、なんでもやっていい、みたいに思う人も沢山いるみたいなんですが
話していくと『いや、それはこの施設で出来るかな…』『いや、ちょっと確認するので待ってくださいね』という感じで市役所の人も確認しないとわからない状況みたいが沢山出てきます。それこそ前回書いた“さじ加減”とか、や…やさしさ??笑 でオッケーになったりするわけなんですね。それこそこの規模だったら大丈夫、とか。
なのでやりたいこととりあえず最初に全部言っておいたほうがいいです。
後から『ここじゃそれはやっちゃダメです』って言われると工事終わってからじゃ取り返しつかないので。
『なんでも正直に言ってくれて助かります』って市役所の方が私に言ってくれたのが印象的でした。
ある日図面が決まったら
クリアしないといけない規定や条件を抑えながらこうやって何回か市役所に掛け合い、図面が決まっていきます。
図面が完成したら次は保健所の人が実際に現場に立ち合って本当に大丈夫かのチェックをしてもらうのですが、その申請をするまで市役所には来ないです。故に、図面が決まってから次市役所に来るのは、工事終わりかけくらいのタイミングの立ち会いの申請をするとき。このときに市役所にお金を払います。確か菓子製造業で16,000円、飲食店営業で18,000円。このときの申請の書類とかも、この掛け合っている最中に市役所から全部もらえるので丁寧に取っておきましょう。
工事が始まってから終わるまでの私の動きも書きますが、その前に何故私がこの度法人化したのかを次の回で書きたいと思います〜
そんなことをすると思わなかったなぁ〜笑
では次もお楽しみに〜☆
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