桜小町

桜にどんなイメージを持ってますか?

週末、折り紙を買うためにデパート併設の文房具屋を見て回っていたら、「和紙千代紙 桜小町」というパックを発見。柄を見て直感で選んだ。

4柄×7枚で28枚入りを数セット購入した。折り紙で作るものは決まっていて、箱を作る予定だ。4枚を組み合わせて作るので、4柄というのは柄の組み合わせを迷わず、1枚ずつ選べばよいため、ちょうど良い感じである。今回の桜小町は上蓋に使って、下の箱にはまた違う折り紙を使おうかなと考え中である。

箱を作り始めたのはいつからだっただろう。コーチングを習い始めた頃、中国出張に行く機会があり、出発までの時間があったので空港で折り紙を買った。その時は鶴を折って現地スタッフ達に配ろうと思ったのだけれど、その折り紙に箱の作り方が書いてあった。糊が必要だったのでフライト中は箱ではなく鶴を折ったのだけれど、折り方の説明書はカバンに入れて持って帰った。そして何気なく帰国後に家で作ってみた箱がきれいだったので、誰かにあげてもいいかなと思った。

箱の中にお菓子や小物を入れて、プレゼントしてみる。最初は仲の良い友人に配ってみたら好評だった。それが楽しくなって、コーチングで知り合った仲間に配ってみたら、これも好評だった。その頃から、勉強会やアシスタントに出席するときには、箱にお菓子を入れて配るようになった。初めて会う人は、だいたい私の見かけと箱のギャップに驚いて、それが何となくアイスブレイクの始まりにもなる。箱は私にとって心理的安全を醸成する大事なアイテムだといっても過言ではない。小物入れに使ってくれる人もいるから、ありがたい限りである。作った箱は100個を優に超えていると思う。これは私の自己基盤にもなっていると感じる。

今回、少しだけ覚悟を決めて、自分の本気の想いを箱に込めようと思う。その思いがどこまで届くのかは分からない。桜のように、美しくも儚く散ってしまう可能性もある。けれど、みんなで一緒に見た桜の美しさが、思い出として残り、心の中で永遠に咲き続けることだってあるかもしれない。

「心に花を咲かせよう」

そんなシンプルなメッセージを、箱に詰めて伝えたいと思う。桜の箱に詰めるのは、ハートのチョコレートが良いかな?などと、メッセージを具現化するための妄想も楽しみながら、いつか来るであろう箱を配布する日を待ちわびつつ、箱作りを楽しんでいる次第である。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?