川上源一郎

何かしてるようで何もしてないです。

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最近の記事

7 遊んでるだけ ~対話を終わらせないために~

ややこしくてすいませんでした 先日、Facebookでテキトーに投げたこの投稿。 肌感覚の話だけど、いつもよりちょっとだけ反響があるんです。いいねの数はそんなにだけど、リアルであった時にこれに対する反応をさらっと言われたり、他の投稿へのコメントで「これ絶対読まれてるやん…」って言うこと言われたり。 それと同時に、言葉足らずで変に困らせちゃってるなぁとも思い、一回ちゃんとまとめます。 全てのはじまりは2年前にFacebookのこの投稿。 内容を要約すると、こんな感じ。

    • 6 一汁一菜白ごはん ~対話を終わらせないために~

      めちゃくちゃ出汁の効いた味噌汁とぬか漬け盛り合わせとご飯を食べたわけですが、ビール焼肉寿司にありつけた時のような脳汁がドバドバ出るわけじゃないけど、なんか内側に浸透するような心地よさがあったんですね。 そんでこの店に土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案」にこんなことが書いてたのです。 [うろ覚えの要約] ※いつか読み直して綺麗に描き直します 「食べたいもの」と聞くと寿司や焼肉のような強い幸福を感じられるものだと思う。だけどそれらは毎日はしんどくて食べられない。 でも

      • 5 妖怪になってきた話 ∼対話を終わらせないために∼

         8月のお盆真っただ中、エアコンが使えない・パーツボロボロでいつ止まってもおかしくない・乗らないほうがいいって言われた車で東京まで行ってきた。 旅の目的は、都会に住み着く妖怪になるために。 このよのはる Pre.  百鬼夜行東京アタック大作戦!やおよろずのかみさまたちきた の参加レポートだよ! このよのはる とはざっくりいうと、渋谷の路上を中心に歌や似顔絵をやっているクリエイター。 「その場に住み着く妖怪」というのがとても好きで、不思議なキラキラを解き放つ2人だけど、歌

        • 4 孤独と退屈の正体 ~対話を終わらせないために~

          自分はアクティブなほうだと自負するが、それでも退屈を感じている時間はある。そりゃあ予定がなくて家から出ない日もあるし、家での過ごし方が絶望的に下手なのもあるかもしれない。色々相まって孤独と退屈は感じやすい性格だ。いや逆に感じやすいからこそアクティブなのかもしれない。そうしないとすぐにネガティブなほうに陥ってしまうから。マグロみたい。 そういう時に案じるようにしている歌詞がある。 とてもシンプルでストレートなこのフレーズが好き、というかはものすごく納得している。 人は”最

        7 遊んでるだけ ~対話を終わらせないために~

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        • 対話を終わらせないために
          8本

        記事

          3 表現者でありたい ~対話を終わらせないために~

          一応芸大生なので、今回はそれっぽい話を 芸術≠表現?  いつも心惹かれるのは芸術家ではなく表現者だなと最近思いました。芸術=表現、と言えるから芸術家で一括りにできる気がするのでは?と多くの人は感じると思います。どっちも同じやん、と。でもそれだとどうも括り切れない絶妙な人がたくさん思い浮かびます。なので表現者という言葉を使い、芸術家もそうじゃない人も、尊敬する人全員を何とか同じ海原に浮かべられないかを今回はチャレンジします。そして、「芸術家」という言葉に抱く違和感の正体を探

          3 表現者でありたい ~対話を終わらせないために~

          2 感覚と理論を行ったり来たりする ~対話を終わらせないために~

           行動する時は、感覚派か?理論派か?という定番の質問があります。性格診断のようなものにこういった項目は必ずあるはず。  感覚派は、目の前の機会やコンテンツを、自分の中にあるセンサーに反応するかどうかでパパっと判断する勢いのある人。理論派は、事前情報や自分にとって有用か、他に最善はないかを精査した上で判断する慎重な人。みたいな感じでしょうか。  この対立構造になんか違和感を感じたのです。それは、2極化していて共存しない存在のように扱われているのがしっくりこないな、といった感

          2 感覚と理論を行ったり来たりする ~対話を終わらせないために~

          1 不完全さを許容する ~対話を終わらせないために~

          みんなの生きづらさとか仕事が苦しいのって、サービスを提供する側に完璧さを求めすぎていることがひとつ起因していると思う。 欲しいものが買えなくてイライラ、電車が遅れてイライラ、頼んだ料理がなかなか来なくてイライラ、明記されていないことを指摘されてイライラ、お金を払って享受されるサービスが少しでも滞るとキレる権利があると思っている。だから、提供する側には常に緊張が走る。 ↑この緊張があまりにも過剰じゃない???という話 この緊張感が効率の良い生産力をもたらしているんだと思うけ

          1 不完全さを許容する ~対話を終わらせないために~

          0 対話を終わらせないために

           光嶋裕介さん、青木真兵さん、山本佳奈子さんのトークショーに参加するために恵文社一乗寺店まで。  トークショーの内容はけっこう割愛するが、「コスパ・タイパ」「経済的合理性」への違和感という登壇者・参加者の共通認識を中心に展開する2時間。  そしてこのトークショーの最後にこんな質問をさせてもらった。 ”お金持ちになるために頑張っている友人に対して、脱資本主義や今日の話みたいなことに関心があると伝えるということは、その友人のアイデンティティに触れてしまう気がする。その友人の目

          0 対話を終わらせないために