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0 対話を終わらせないために

 光嶋裕介さん、青木真兵さん、山本佳奈子さんのトークショーに参加するために恵文社一乗寺店まで。
 トークショーの内容はけっこう割愛するが、「コスパ・タイパ」「経済的合理性」への違和感という登壇者・参加者の共通認識を中心に展開する2時間。

 そしてこのトークショーの最後にこんな質問をさせてもらった。

”お金持ちになるために頑張っている友人に対して、脱資本主義や今日の話みたいなことに関心があると伝えるということは、その友人のアイデンティティに触れてしまう気がする。その友人の目標を否定することになってしまうことを気にしている。”

これに対する光嶋さんの返答は、

”アイデンティティに気を使うのは大事だが、話の合う人とだけ話していると会話が止まってしまう=思考停止。し、そもそも価値観が違う人との対話は避けられない。それらを通じて影響を受けながらも自分の言葉をしっかり持つ。”(みたいなニュアンス)

そして何度も強調しておしゃっていた

「対話を終わらせない」

これをこのnoteのタイトル&趣旨とする。


その後打ち上げにも混ぜていただき、帰りの電車で真兵さんと話している時にふとこう思った。

背中で語る、という形でも対話を終わらせないことはできるのではないか。

山中に引っ越して図書館を開くという生活をするように、家を背負って歩くように、社会福祉事業をまちに開くように、百鬼夜行をするように、そういった”姿勢”を見せ続ける。そしてそこで目撃者との間に生まれる摩擦を”対話”と呼びたい。
なぜこんな回りくどい方法を取るのかは、自分たちの弱さが根源にあると思う。不器用だからちょっかいをかけて混乱させるしかできない。

”背中で語る”が具体的にどんな形かは分からないので先送りにするが、ひとまず”対話を終わらせない”を実行する暫定的なフォーマットとしてこのnoteを書きたい。

長々と書いたが結局のところやりたいのは、言いたいこと言うってだけ。

あとこのタイトルにしたおかげで、更新が止まる=対話が終わっている、という自分に対しての足枷にもなっている。(一番の目的これかも)

〈今日聴いた曲〉
modify Youth / kurayamisaka


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