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「弱さ」こそ、愛し愛されるべき人間らしさ

先日、Instagramで素敵な投稿に出会いました。

『人は長所で好かれ、短所で愛されます。
そして、欠点はその人にとっては欠かせない点。
完璧な人間なんてつまんない』


今まで、短所や欠点は無くしていくべき要素として表に出ないよう努力し続けてきた自分にとって、この言葉はとても温かく、大きな気づきを与えてくれるものでした。

特に、
『欠点はその人にとっては欠かせない点』
という言葉は、欠点こそが私を人間らしくあらせてくれている愛すべき部分なのだと教えてくれている気がします。

これまでダメだと思ってきた自分の気質は見方を変えればかけがえのないもので、それこそが私の今までを形作ってきている大切な私自身であること。

自分自身を見つめる日々の中で、少しずつ、少しずつですが、『私』というありのままの自分を私自身が受け止めてあげられるようになってきているのかもしれません。

きっと、冒頭の言葉も、この見つめる日々がなければ一時の感動で終わっていたように思います。


自分を見つめる作業は、とても時間がかかるもの。
これまで長い時間を生きてきた自分と向き合うのだから。
そんなに簡単にすべてを受け止められるはずはなく、こうしてじっくりと向き合い自分を大切にする期間を設けられたことは、とてもありがたいことだなぁ、と感じます。


長所と短所は表裏一体。
同じ気質ひとつとっても、角度を180度変えるだけで良くも悪くも見える。

自分の性格・気質は、いったいどんな見え方があるのか、少し俯瞰して見てみることにしました。


【マイペースなところ】
強み:自分のペースをまもれる
弱み:人や空気に合わせられなくて待たせる

【思いやれるところ】
強み:他者の気持ちや要望をくみ取れる
弱み:考えすぎて空回りする

【頑張れるところ】
強み:自分の中のエネルギーで前に進める
弱み:無理して最終的に爆発してしまう

【好奇心旺盛なところ】
強み:気持ちに従いやってみることが出来る
弱み:目移りしがち、飽き性である

【集中力や探求心がある】
強み:自ら調べ考え工夫できる、一点集中できる
弱み:マルチタスクだと混乱・パンクし、ミスを多発する


こうして見てみると、何かに傷ついたり嫌になったりした時は、弱みが全面に出てしまい自分自身のことが嫌になった時かなぁ、と感じます。
「弱み」と思っている部分は、自分でもよく理解しているもので、逆に「強み」は意識しないと見えないものなんでしょうね。

きっと、今までこの「弱み」と呼ばれる部分が、他者から大切に扱われなかった経験があったからこそ、自分自身の中でも「悪者」として排除しようとしていたんだと気づかされました。


けれども、冒頭の言葉に戻って考えてみれば、この「弱み」こそ私にとっては欠かせない点で、他者から愛される「愛嬌」と呼ばれるものなのかもしれません。

そう考えると、今まで悪者として扱ってきた「自分の弱み」は決して悪者なんかではなく、「私が愛される、愛すべき部分。私らしさ」なんですよね。


「そのままの私を愛して欲しい」

過去の自分がどうして欲しかったのか、に想いを馳せるとそんな風に言っている気がします。

「弱み」こそ私らしさ。
そんな風に、私自身が「私らしさ」を愛せたら。


心の底からすべてを受け止められるには、まだまだ時間がかかるけれど、まずは今日の気づきを得られたことに拍手を贈りたいと思います。


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