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~第143回~「天孫降臨とスサノオノミコト」

日本神話で最も有名な物語のひとつに「天孫降臨」があります。

これは、皇室の御先祖が天照大神より命ぜられて高天原から降り、日本(豊葦原水穂国・トヨアシハラノミズホノクニ)をお治めになる様子を伝える神話です。

命ぜられたのは瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)ですが、この時、高天原の稲も授かって天降りされましたので、この神話は稲作の由来としても語り継がれています。

つまり日本人にとって稲は大変貴重なものなのです。 と、ここまで書くと須佐之男命はこの神話に関わりがないように思われるかもしれません。 ですが、瓊瓊杵尊の父神であり、神武天皇の高祖父である天忍穗耳尊(アメノオシホミミノミコト)は、天照大神と須佐之男命の「誓約」でお生まれになった神様です。 須佐之男命が初めて高天原にやってきたとき、天照大神は疑いの心を抱かれました。

そこで、須佐之男命と天照大神はお互いに疑いの心がないことを示す誓約(うけい)を交わされました。

この時、須佐之男命は天照大神の「八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠」を受け取って噛み砕かれ、吹き出した息の霧からは五柱の男神がお生まれになりました。

その長男こそが天忍穗耳尊なのです。 神話に登場する様々な神様のルーツを紐解くと、改めて須佐之男命の存在の大きさに気づかされますね。
〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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