~第182回~「隠れた場所にある八雲紋~回答~」
武蔵一宮氷川神社の社紋(神紋)はスサノオノミコトの神話に由来する「八雲紋」です。
各地の氷川神社は巴紋が多く、八雲紋は武蔵一宮氷川神社のみ。
氷川神社の総本社のみ使用が許された神紋です。
さらにこの八雲紋は中央に水草「じゅんさい」が描かれています。
これは、口伝によると見沼の水源を守る武蔵一宮氷川神社ならではとのこと。
「じゅんさい」は淡水の沼に葉を浮かべる水草ですから、清浄な神池がある氷川神社ならでは紋様でしょう。
そのような神紋「八雲紋」が、実は境内のある場所でも見ることができます。
普通の姿勢では見ることができないため、あまり知られていません。
ある場所を見上げると……とお伝えした第180回目の氷川風土記。
第180回の画像をもとに境内で既に見つけられた方もいらっしゃると思いますが、まだ見つけていない方のために、場所をお伝えします。
この隠れた八雲紋は境内社の稲荷神社そばにある西手水舎の天井にあります。
神社で参拝者が身と心を清める場所「手水舎」。
どの神社にもあり、よく目にする建物ですが、天井を見上げることはあまりないかもしれません。
見えないところにまで先人の氷川神社への信仰心が垣間見えますね。
〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕
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