見出し画像

~第24回~「戦艦武蔵」

今から5年前の平成27年(2015年)10月24日、終戦70年を機に、境内に戦艦武蔵を顕彰する碑が建立されました。
場所は三の鳥居付近となります。

武蔵艦内にあった神社は武蔵一宮氷川神社の御祭神を分祀しており、このように軍艦や艦艇などの中に設けられる神社のことを「艦内神社」と言います。
顕彰碑には「昭和17年8月5日に広島県呉市で行われた竣工式には、氷川神社より6名の神職が出向し、式が厳しく行われた。艦内神社には氷川神社が分祀され武蔵神社と命名された」と記されております。

戦艦武蔵は大日本帝国海軍が建造した最後の戦艦でした。
太平洋戦争中の昭和19年(1944年)10月24日、戦艦武蔵はフィリピン近海での日米両海軍の闘いの中、海に沈みました。
武蔵神社も、艦内神社として戦艦や艦員の皆様と運命を共にしました。

先人が紡いできた歴史と想いを顕彰し、共に語り継ぐこと。
これは後世を生きる今の我々にできることのひとつです。

画像1

〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?