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ADHDの生きづらさについて

AD/HDと診断されてからというもの、「AD/HDという罰ゲームを一生受けながら生きてる」とか「AD/HDという呪いをかけられて生きてる」と考えてしまうことがある。

それは、AD/HDの特性が生活上で悪い方に作用してもらうからだ。

発達障害は凸凹の障害だと言われる。
つまり、極端に良い面もあれば悪い面もあるということだ。
良い面がうまく生活上でうまく活かせていれば、そりゃあ生きづらさなんてものを感じずに生活できるだろう。
でも、僕は思う。凹の方が圧倒的に生活上で突出してしまうと。

僕はAD/HDでも不注意によって生活に支障をきたしている。

不注意って例えばどんなこと?言うと主に以下の事が挙げられます。

・簡単なミスを繰り返してしまう
・物をどこかに置き忘れてしまう
・失くし物をよくする
・仕事の納期を過ぎてしまう
・整理整頓が苦手で机の上が散らばっている
・約束の時間を守れないことがある
・予定を重複させてしまうことがある
・約束していることを忘れてしまう など

健常の方がこれを見ると「あー、私もあるー」と軽く言われてしまいそうですが、上記したことを軽く見られては困る。こちとら鬱病になるくらい上記さんことで苦しんでいるのです。

では、ひとつひとつ解説していきましょう。どんな風に困ってしまうかを。

・簡単なミスを繰り返してしまう
例えば、最近僕がやらかした簡単なミスを言えば、仕事で書類を作る際、丸をつける場所を間違ってしまい100万近くの損益を出しました。本来つけるべきところに丸をつけなかっただけで、100万近くの損益を出してしまったのです。100万ですよ?丸のつけ間違いですよ?

・物をどこかに置き忘れてしまう
物をどこかに置く時に「よし、ここに置いておこう。ここなら忘れることはないだろう」と思って物をそこへ置くのですが、ある程度時間が経つとすっかりどこへ置いたか忘れてしまうのです。記憶を辿るも思い出せず、至る所を捜索して、見つかることもあれば、見つからないこともあります。それが大事な物だったらどうなるでしょう。

・失くし物をよくする
上記したことと基本一緒ですね。それは、どこかにはある。

・仕事の納期を過ぎてしまう
納期、〆切は把握しています。そして、やらなければいけないということもわかっています。しかし、納期、〆切に間に合わないことがあります。理由はいくつかあって、いつかやろうと先延ばしをしてしまい、後々になって〆切の直前にやるものだから間に合わない。これは仕事量がどのくらいの時間を要するものかわかっていないからこういうことが起こるわけです。
あと考えられのは、新しい仕事が舞い込んできて、元々の仕事を忘れてしまうということ。運が良いと、何かのタイミングでその元々していた仕事のことを思い出して、その仕事に再び取り掛かれたりできますが、運が悪いと〆切が過ぎた後に気付くということもあります。

・整理整頓が苦手で机の上が散らばっている
僕の職場の机は書類や付箋で埋め尽くされています。どこに何があるかなんてわかりません。まるで僕の頭の中のようだと机の惨状を見る度に思います。

・約束の時間を守れないことがある
人と会う約束とちう場合、時間を守れないというより、ギリギリになってしまうことが僕は多いです。この時間ならこれくらいに出発すれば間に合うだろうとおおよその時間を計算してそこへ向かうわけですが、道中で何か起こることはその計算された時間に含まれていないのです。例えば、この前は余裕を持って到着ができるようにと出発しましたが、結局、到着したのは予定の1分前でした。予定では10分前に着く予定でした。道中何があったかというと、自販機で飲み物を買って飲んだり、古本屋に寄ったり(これがよくなかった)しながら目的地に向かったらギリギリになってしまったというわけです。古本屋で本を眺めていて、気付いたら割と時間が過ぎていた。本選びに夢中になり過ぎたというところですかね。

・予定を重複させてしまうことがある
・約束していることを忘れてしまう
このふたつは一緒ですね。約束してることを忘れてしまうから予定を重複してしまうことがあるし、約束をただ忘れてしまうことがある。理由は、僕の中でこの現象は「記憶の上書き」と呼んでいるんですが、新しい記憶が頭に入ると、前の記憶がその新しい記憶に上書きされてしまうのです。例えば、元々約束していたことがあったとします。後日、その約束の日と同じ日に新しい約束が入ります。スマホやメモなどにその約束を記録しておけば、その時に重複していないかなどを確認すれはいいのですが、記録をすることを忘れていたり、記録をしていることを忘れていたり、なんとなく大丈夫だろうと思い約束を取り付けてしまったりして、後々予定被ってじゃん!と気付いたり、外出中に職場に約束をしていた人が来て気付くということがあります。もうその後の祭り状態の時は絶望感しかありません。

と、ざっと日々の僕の困っていることを踏まえて解説しましたが、書いてみて、こりゃあ大変だ、改めて感じました。

厄介だな、ADHDというのは。

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