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学生の時にWAISを騙されて受けさせられた話

確か博士課程1年の時だったと思いますが、同期のひとりから「今度、WAISを取るから練習のために被験者になってもらえない」と申し出があり、僕は快く「いいですよ」とWAISを受けることになりました。

WAISを受ける当日、僕は「実際の検査を受ける方はどんな方なんですか」と聞くと、同期は「練習だけど、一ノ木さんはなるべく真面目に受けてくれたらいいです」と噛み合ってないなと感じつつも僕はWAISを受けました。

割と真面目に言われたけど、僕は同期の練習台ということを考えて、真面目にやった問題もありましたが、わざと間違えたりもしました。

後日、同期から「検査結果が出たから教授の部屋に来てください」と言われ、僕は「なぜ教授の部屋?」と疑問を抱きながら、教授の部屋へ行きました。

そこには同期と(当時、僕の指導教員だった)教授が待っていました。

その当時、僕は教授からよくいろいろと言われることが増えていました。
教授も僕に対して手を焼いていたのでしょう。でも、何度言っても改善されない僕に剛を煮やし、WAISを取るという強行に出たのでしょう。

WAISの結果を僕に伝えたのは教授でした。

この時からだいぶ時間が経つので、教授に言われたことをすべて覚えているわけではないですが、印象的だった言葉は覚えています。

「あなた、これ知的障害レベルよ」
「この結果じゃあなたの不得意なところがわからない」
「練習と言ってWAISをやってもらったけど、同意してやったってことでいいわよね」

その当時、僕は教授を恐れていて(修士課程から積み重ねられたパワハラなどで)、WAISの結果を聞きながら、唯々諾々と教授の言葉を受け入れるしかありませんでした。

本当は、「練習でやったんだから低く出るのは当たり前じゃないですか」「ていうか、これは人権侵害じゃないですか」と言いたかったのですが、そんなことを言える状況ではなく、今ここに書くまではずっと誰にも言わず、煩悶していました。

これを書いたことで、その時の心の傷というか、心の奥底に沈殿した重いものが消えることはありません。

教訓としては、大学院、特に博士課程まで行く人は指導教員選びは慎重にやった方がいい。
下手すると僕みたいに人生が狂います。

まぁ、僕の能力とかもあるけど、やっぱりあそこで人生狂ったかなと思います。

今頑張ってリカバリーしてます。

頑張ろう、人生。


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