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動的であることの大切さ(名和晃平と京都のsandwichで)/一日一微発見181

今年1年は、コロナにまみれた年だった。

海外では、つい先日ワクチンの接種が始まったが、しかし欧米での感染がひどく、日本も第一波、二波の時よりも感染数が上がっている。衰えるどころか、かえって広がっているのである。
おそらく2021年の終わり頃までは、まるで進捗などないような気さえする。

こう書くとネガティブに聞こえるかもしれないが、そうではない。
コロナ鬱になるような悲観も、コロナが終焉すれば元の日常がやってくるという楽観もない。
確実にコロナは社会も人も変容させている。だから、その先を見通して着実にサバイブしていかなくてはならないと思うだけだ。

アーティストの名和晃平と、大規模なプロジェクトを進めている。春にはお目にかけることになるが、今はまだ情報が解禁されていないのでさわりだけ書いておく。

今日は、京都の彼のスタジオであるsandwichを訪ねて、打ち合わせを兼ねて、ロングインタビューをした。

インタビューの方向は、名和晃平がクリエーションにおいて持つヴィジョンとそのコンテクストを再度問うことである。

そして、もう一つはこのコロナという事態への反映である。

我々がすすめているプロジェクトは、まさに、この交点に位置しているといえるだろう。


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