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オンライン取材をできるだけリアルに近づけるZoom操作手順

オンラインインタビューのやりにくさの原因は、一言で言うと、話し手に対する「没入感」が失われることにありますです。

インタビューでは相手の話す「内容」だけでなく、細かい表情や全体的な雰囲気、言葉にしていない感情などの、非言語的な要素をしっかり受け取ることが大切です。

しかし、オンライン取材では相手の顔しか映りません。直接見るのに比べれば画質もかなり落ちるため、「非言語的な情報」はかなり削ぎ落とされてしまいます。

さらに、オンライン取材は「聞き手の集中力を落とす罠」だらけです。

今回はZoomで取材する際に、「非言語的な情報」を極力受け取ることができ、さらに「聞き手の集中力を落とす罠」を回避するシンプルな方法をシェアしたいと思います。

1.スピーカー表示にする

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「非言語的な情報」も含めて、相手の情報をできるだけ多く拾うために、相手の画面はできるだけ大きい方がいいです。

ギャラリービューにすると、参加者が2人だったとしても相手が画面の2分の1の大きさになってしまい、かなり情報が限定されることになります。

しかもギャラリービューで複数人参加している場合、誰かが出たり入ったりすると画面の位置が入れ替わり、大きく集中力を削がれます。

みんなの顔を確認したくて、なんとなくギャラリービュー表示にしてしまっている方もいるかもしれませんが、話を聞く相手はたった一人です。迷わずスピーカー表示にすることをお勧めします。

そしてアプリ自体を全画面表示にします。とにかく最大限まで「相手をできるだけ大きくする」ことを心がけましょう。

2.話し手の画面をビデオ固定する

スピーカー表示にすると困るのが、話し手以外の人が喋ったときにカメラが敏感に反応して、画面が切り替わってしまうことです。これは聞き手の集中力を大きく削ぐ原因です。

「ミュートにしてください」ともなかなか言えないですし、かといってギャラリービューにすると相手が小さくなってしまいます。

そこで、スピーカービューの状態で話し手のビデオを固定して、誰が喋っても画面が動かないようにしましょう。

ただし、2人以上の話を同時に聞く場合は、2人をビデオ固定することはできません。そこで、対談の場合はTeamsの使用をお勧めします。

感覚ですが、Teamsはスピーカー表示でも、Zoomよりも本当の話し手を冷静に判断してカメラを切り替えてくれている気がします。少なくとも私はTeamsで画面の切り替わりが目まぐるしくて迷惑だと思ったことはありません。

3.セルフビューを非表示にする

オンライン取材と対面取材の大きな違いは、自分の顔が視界に入ることです。

TeamsやGoogle Meetだと自分の顔はかなり小さく写るのですが、Zoomだと結構大きく映るので、

「自分、変な顔して聞いてないかな……?」

と、チラチラ自分の顔を見てしまったりしませんか? これもまた気が散る要因です。

インタビュー中に自分の顔を自分で見る必要なんて全くないはずなので、潔くセルフビューを非表示にします。

そして、聞き手と話し手以外に参加者がいる場合は、サムネイルビデオを非表示にして、他の参加者もみんな画面から消してしまいましょう

ここまでやれば、オンライン取材の集中力はかなり高まります。

4.まとめ

とにかく大事なのはこの2点です。

・相手の顔をできるだけ大きく表示すること
・相手の顔以外のものを画面上から排除すること

話し手への「没入感」が、びっくりするくらい変わります。

最大限相手の情報を受け取れるよう、そして集中力を削がれないように環境を整えましょう。 いわゆる「Zoom疲れ」からも、解放されるかもしれません。


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