原稿に「執着」するけど、「固執」しない
副業でライターを始めてから、もうすぐ丸2年がたつ(早い)。今はフリーのライターとして、ありがたいことにお仕事にも関わる方々にも恵まれて、めちゃくちゃ楽しく日々仕事をさせてもらっている。
で、最近Twitterとかいろいろ見る中で、思うことがある。
ライターを楽しく続けていける人って、タイトルの通り
原稿に「執着」するけど、「固執」しない人
なんじゃないかと。
執着と固執、似てるけれど意味が全然異なるのをご存じだろうか。
いただいたお仕事に対して、精一杯良い原稿を書こうといろいろ行動し、創意工夫する。これは「執着」だと言える。実際、私も寝るギリギリまで仕事をして、布団の中であーでもないこーでもないと考えていたら寝ていた、ということもあるし、休みの日でも「今度のイベントレポはどういう構成で書こうか」みたいなことをなんとなく頭に描いていたりする。
一方で、作家マインドの強い方だと提出した原稿に赤が入って落ち込むことも多いが、それは原稿に「固執」しているということではないか。
最終的に、読者に刺さるおもしろい原稿に仕上がっていれば良いのだ。原稿に「執着」して今の自分にできる精一杯の原稿を書いたら、「固執」は捨てた方が良い。
私自身もライターを始めたばかりの頃は、赤がいつもより多いと「スキル全然足りんやん…」とか「もうこんなんで目指すライターになれんのかな…」とか思っていたりした。
でも、2年近くライターを続けて分かったのは、文章に正解はなくて、その時々でベストな答えをライターと編集者さんと、一緒に探していくしかないということだった。
だから、赤入れ、全然オッケー。
むしろ勉強させていただいて、ありがとうございます!のお気持ち。
書籍を読んで知ったのだが、ベテランライターのさとゆみさんも赤入れ大好物な方だそうで。ベテランの方ですら赤入れから学ばれているのだから、いわんや、ライター歴2年目の私をや、だ。
ということで、今日も元気に精一杯原稿を書き、編集者さんに赤を入れてもらう。そんなライター生活なのだ。
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