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【取材メモ】スタートアップ経営者の想いを支えたい

フリーライターとして活動して丸1年が経った。兼業ライターだった時期を含めれば、もうすぐ1年半になる。

いやあ、早い。

ここ数年の私は完全にキャリア迷子で、1年おきに転職を繰り返していたから、こんなに仕事が続いているのは久しぶりかもしれない。だって、フリーライターになる直前に所属した会社は10か月しか勤めていない。自分の夢に目をつぶって、我慢していた結果だ。あのときの会社には、採用コストばかりかけてしまって本当に申し訳ないと思う。


昨日、大変お世話になっているFUNDINNO様のお仕事でインタビューを行った。

昨年秋に紹介していただいて、かれこれもう9か月のお付き合いになるクライアントワーク。記名記事ではないから実績公開という意味では難しい面もあるのだけど、関心のあるスタートアップに関われるのがおもしろくて、ずっと続けている。

スタートアップっておもしろいのだ。世の中にはこんなにすごいサービスを創り出す人がいるのか、と。インタビューをする度に、驚く。

社会の、業界の構造を破壊して新しい価値を生む商品・サービスをつくるスタートアップの背景には、必ずそれぞれの立場から見えた「これって変じゃない?」「社会がもっとこうなったらいいのに」という想いがあるように感じる。

例えば、規格外野菜がまだ食べられるのに大量廃棄されている現状に対して、海苔のようなシートに加工して販売している『ベジート』。ただ食べられるだけでなく、水に溶かせば乳幼児も高齢者も食べられる。栄養を取るという面でも優れた商品だ。

広報として携わらせていただいている、株式会社AZOO様が提供する『WASIMIL』。中小ホテル向けのシステムを開発中で、これまでアナログだった業務をデジタル化&データのフル活用が安価で実現できるように、そしてコロナで打撃を受けた多くの宿泊施設がいちはやく復活できるように日々全力で開発に取り組んでいる。

それから、先日書かせていただいて、絶賛募集告知中のひろのぶと株式会社様。

代表の田中さんが書籍を出したとき、「ベストセラー作家になっても、報酬は電通時代の給料以下」であることに疑問を持った。なんの法的根拠もない出版社の印税率2割の構造を変えよう。これまで誰も切り込んでこなかった(切り込めなかった?)ところに、画期的な方法で構造破壊に挑む。

日頃の生活や仕事の中で出てきた純粋な疑問が、新たな事業の柱になることもあるのだ。


世の中を変えるかもしれない、最先端の現場に立ち会える。それが本当におもしろい。

とはいえ、スタートアップはとにかくお金が貴重な資源だ。私がいただく報酬は、きちんと成果として返していかなければならない。

ライターとして私がやるべきは、そんな素晴らしいスタートアップを、経営者の皆様の想いを、魂のこもった言葉にして世の中に届けていくこと。

日々忙しくしていると、この部分をどうしても忘れそうになってしまう。

昨日、FUNDINNO様のお世話になっている担当者から

「先日書いてもらった募集文、クライアントにとても好評でしたよ!きちんと書いてくれてありがとうと伝えてほしいって。伝言です!」

と嬉しそうにおっしゃっていただけた。


これからも私の得意な「書く」ことで、スタートアップの想いを支えたい。そんなことを改めて思っています。

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