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草一条
2021年8月30日 17:15
まえがき この小説の元になったのは、14歳の頃の構想です。もういいかげん表に出してやらないと、と思いつつ、10年が経ちました。なんとか、人様に読んでいただけるように整えましたので、お暇のある方、ぜひ読んでいっていただければ幸いです。今回お届けするのは、「氷磨」(ひょうま)第一章です。序 子守歌 母は我が子に歌う。この国の言い伝えの歌を。月の光の満ちし時耳を澄ませば笛の音響く美しき調