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リワーク日記45 うつで休職中のまま転職活動をしてみて痛感したこと

このシリーズ、まだ終わらないのかと呆れている方もいるかと思いますが、まだまだ続きます。まだまだ。なにせ先週お伝えした、ようやく2次面接に進んだ企業は、私に労働契約による拘束ではなく、もうしばらくの労働からの自由を与えてくれましたから。

みんな優しいですね。どの会社も、まだ無理して働かなくて良いよって声をかけてくれるんです。全く涙が出ますよ。

面接の予定は入っていますので、お仕事探しを続けます。

まずは、とりあえずいつものように求人応募状況を載せます。

求人応募状況(2023年3月4日時点)

応募総数 379社
書類選考中 47社(12%)
書類通過総数 10社(3%)
書類落選総数 323社(85%)
1次面接選考中 1社(0%)
1次面接落選数 8社(2%)
1次面接通過総数 1社(0%)
2次面接落選数 1社(0%)

もう少しで400社に達しますね。我ながらよく頑張っていて偉いです。書類通過率は3%前後で安定といったところでしょう。応募しなければ面接もありません。どんどん突き進みます。

ところで、最近感じるのですが、面接でここは違うなと話をしていて分かります。相性や仕事の仕方などに本当に微妙な差異を感じたり、お互いに求めるものの違いを感じることがあるのです。そのわずかな違和感が合否を分けているのでしょう、きっと。そしてその「わずか」が重要なのだと思います。

企業側が欲しい人材のキャラクターや得意な仕事のスタイルや強みがはっきり想定できている場合、いい人だけどうちの求めるタイプじゃない、となります。一方、応募者側にとっても、自分のスタイルに合わない企業を選ぶのは不幸です。

ですので、自分に合う企業を見つけるのは基本的に難しいものと言えるでしょう。企業、応募者双方のストライクゾーンが狭いわけですから。そういう選び方が実際のところどこまで妥当性があるのかはよく分かりませんが、あまり軽視もできない気持ちは分かります。求職市場で求められているのは、博打的な投資ではなく適正価格での安全な取引です。

2回も3回も面接をして品定めをしますが、実際の仕事ぶりや職場環境は残念ながら実際にやってみなければ分かりません。面接という特殊な環境と、実際の仕事環境は全く異なるからです。採用面接は、単に賭け金を突っ込むかどうかを慎重に決めるだけで、博打であることには変わりないというのが実態ではないでしょうか。その実態を覆い隠すのが面接回数であり、最終面接という役員に責任を負わせる儀式です。

それはともかくとして、良い会社があるということが分かったのは大きな収穫です。とても前向きな収穫と言えます。あとはわずかな違いを埋められる会社を見つけることだけ。ならば焦って安易な結論に飛びつくのではなく、じっくりと良い会社を見極めるのに時間をかける方が望ましい結果を得られると思うようになりました。

これを読んでお気付きの通り、私のスタイルは、中長期的なスパンで成果を追い求めることです。反対に、スピーディに短期的な成果を挙げ続けることは苦手です。私は短期戦より長期戦の方が得意なんです。だから私は長期戦に強い人材を求める企業を探していますし、その求職活動が長期戦になるのであればむしろその方が良いかもしれません。

するとここで問題になるのが、資金繰りです。

私はもう1年以上休職しています。傷病手当金はもらっていますが、給料の6割だけです。この中から税金・社会保障費を支払い、生活費を負担し続けるのはなかなか無理があるのは確かです。不足分は貯金を切り崩しますので、永久には続けられません。

また、経済的に追い込まれた状況で下す判断はこれまたろくなものでない危険もあります。ということもあって、私はまだ会社を辞めていないわけです。経済的に無理が出る前に一旦会社に戻り、その後でじっくりと仮面浪人をする道を念の為に残しています。本当は元の会社に復帰するくらいなら虫でも食べた方がマシですが、子供を抱える中では資金源を全く失うわけにもいかないので仕方ありません。

もうしばらくは求職活動を頑張りますが、その選択肢もそろそろ意識しておく必要もあると感じています。

こういうこともあるので、いまメンタル不調に陥った人にはなるべく退職ではなく休職を選んでもらいたいと思います。経済的な安全性を確保する手立てを手元に残しておいてこそ、博打も適正取引もできます。

今回はここまでです。また次回も状況をご報告します。

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