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カエルにならない。

デートまとめ。

前回の投稿で、ちょっとした不安を抱いていたけれど、
何ということもなかった。

たぬきさんと初めてした数日後。

「今日仕事終わりに会える?」

昼休みにメッセージがきた。

所謂、花金だったから、
金曜日にカップルが会うのはごく自然なこと。

でも、その日は元々、
仕事終わりにネイルの予定を入れてしまっていて、
その事はたぬきさんにも伝えていた。

「ネイルあるから、その前の時間か、
施術後かになっちゃうけどそれでいいなら…」

「どっちでも良いし、両方でも良いよ」

そんなちょっとの時間で会ってくれるんだ。
素直に嬉しかった。

後々、たぬきさんは、
断れるかもっていうのが怖くて、
このLINEを送るのに5分くらい格闘したらしい。

仕事終わり、帰宅して、お風呂入ったら、
22時には就寝する日だってザラにあるから、
付き合う前の自分だったら断っていたかもしれない。

でも、会いたいって思ってくれる気持ちが嬉しかった。
そりゃ仕事終わりに毎日会いたいって言われてしまったら、
体力的に考えてしまうけれど…

私だって、可能なことなら
毎日たぬきさんに会いたいって思う。

どちらかが一人暮らし、
してれば何の問題もないんだけどね。。

仕事終わりにたぬきさんと合流して、
近くの公園で膝枕してもらった。
と言うより、私が勝手にたぬきさんを枕にしただけ。

たぬきさんは、

「うわ~、、また私のこと枕に使ってる」
「周りの視線が痛いんだけど」

って文句垂れてた。
でもそう言いつつも私の頭を撫でてくれるし、
起きてボサボサになった私の髪を櫛で梳かしてくれる。

タングルティーザーの櫛。
凄いサラサラになって驚き。
翌日にはAmazonで購入してた。

私がネイルにいってる間、たぬきさんは近くで時間を潰していたらしい。

施術は20時開始の22時終了。

その間、たぬきさんはご飯を食べないで待ってくれてた。

途中、学生時代の友人と遭遇したらしくて、

「そんなに暇じゃなかったよ~」

って言ってくれて罪悪感も少し和らいだ。
それに、たぬきさんが新しくバケハを買ってたんだけど、
私が普段被っているバケハと同じブランドで、
デザインもそっくりなの買ってて笑った。
ペアルック好きだから嬉しい。

私も、たぬきさんもお腹がそんなに空いてなかったから、
結局スタバで飲み物を飲んで、ちょっとだけお散歩して終電少し前で解散。

別れ際、普段よりもたぬきさんが
私の手を強く握ってくれた気がした。

「いつもはあんまり求めてこないよね(笑)」

私はいじわるっぽく聞いた。

「ばれた?」

自覚はあったらしい。

平日に会えるのは嬉しいけれど、
すぐにバイバイしなきゃいけない悲しさと、
家に帰らなきゃいけないめんどくささが辛い。
「どこでもドア」が切実に欲しい。

先週末は、待ちに待った24時間ホテルステイしてきた。

夏かと思うほどの猛暑だったけれど、
予約したホテルが田舎というか、
東京の僻地だったから、
その暑さも何だかエモかった。

二人でちょっとした旅行してる気分だね。
なんて言ってホテルの最寄り駅に到着。

お昼の目的にしていた、かき氷屋さんが、
事前予約必須だったの知らなくて、
ちょっとだけ、やらかしたけど、
幸い、近くに別のお店があったからそこで昼食。

偶然にも、そこにも大きなかき氷があって二人で一つを注文。
外は猛暑なのに、店内はクーラーガンガンだったから、震えつつ完食。

ホテルに到着して、14時にチェックイン。
予約の時はクーポンが使えたのだけど、
ワクチン接種証明書が必要だったらしくて割引失敗。
それでも、二人で一泊1万円くらいだし、まぁね。

部屋に入ったら部屋着に衣替え。
たぬきさんがシンウルトラマンにハマったから、
シンゴジラ見てほしくて、一緒に観た。

たぬきさんの感想としては、
シンウルトラマンの方が好みらしい。
私とは逆意見だった。

どうやら、たぬきさんはややこしい話と、
おじさん達が会議しているだけのシーンは退屈に感じるみたいだ。

となると、エヴァも勧めたけどハマらなさそうだな。

私のオススメした、
ワンピースとハンターハンターは漫画で
見ようかなって言ってくれてるけど、
ハマってくれるだろうか。王道漫画だし大丈夫かな。

私が愛してやまない湯浅監督の「犬王」を今度一緒に観に行く。
ミュージカル映画大好物らしいから、ハマってくれないかな。

ゴジラを観終わったら、ちょっとだけお昼寝。
私もたぬきさんも、その日の前日は何だか寝付けなくて、
しかも起きたのも早かったから、ウトウト。

ちょっと寝てからは、
二人でYouTubeみたり。

いつも一人で観てる動画も、
たぬきさんと一緒にみたら2倍面白かった。
旅ログ系を二人で観るの良い。特に赤ちゃんが一緒のやつ。

そんなこんなで夜。
ご飯はインドカレーをUber。
ホテル前までお兄さんが持ってきてくれたのに、
評価押すの忘れちゃってごめんなさい。

しかもハプニングなのか、確認不足なのか。
カレー頼んだのに、ナンは別で注文必要だったらしくて、
近くのスーパーにナンを探しにいくハメに。

二人とも部屋着のまま出かけた。
ココが田舎で良かった…

たぬきさんはワンピースだからまだマシだけど、
私に至ってはジェラピケだからね(笑)

でも思ったより恥ずかしくなかったし、
こうやってたぬきさんと、
スーパーに出かけるのもエモかった。

きっと、世の中の人達はこういうの学生時代経験してるんだよね?
ただただ最高だった。

同棲なんてしちゃったら、毎日こんなことできるんだろうな。

ご飯を食べたらお風呂。
一緒にシャワー入ろって
たぬきさんに言った。

たぬきさんは恥ずかしいって凄い渋った。

「先に入って良いよ…」

私がそう言って不貞腐れると、

「じゃあ、私が先に入るから後から入ってきて」

「いいの??」

「良くないけど、良いよ」

折れてくれた。。

入るときたぬきさんはコッチみないでって
私の顔を掴んできた(笑)

ビジホだから圧倒的に狭い。
私が体を洗っている間、たぬきさんは後ろで
腕を組んで仁王立ちしてた。

少しでも後ろを向いたら殺すと言わんばかりの殺気。

洗い終わって、お湯を溜めてから、
向かい合って座る。

それでもたぬきさんの羞恥心は無くならかった。
私の腕をガッツリ拘束して、逮捕してきた。
不服だ。

お風呂をあがったら、テレビでやってたハリーポッターを一緒に観た。

私は眠みが最高潮すぎて、えっちする気分じゃなかった。
ベッドダイブして、たぬきさんの膝という定位置に収まる。

「今日は疲れてえっちできないかも」

「何言ってんの///」

たぬきさんに叩かれた。

その後、何とか眠い目を擦り歯磨き。
二人でベッドに入る。

私は普通に寝る体制に入った。
たぬきさんが体を寄せてくる。

「眠くないの?」

私はたぬきさんに聞いた。

「眠れないよ」

たぬきさんは眠くないらしい。
なら、期待に応えなきゃ。

そこからは、前と同じように。。。

一番の懸念だった、匂いについては改善されていた。
全くもって気にならなかった。

う~ん。
原因はやはり生理だったのだろうか。

前回と違う点として、
たぬきさんは下をツルツルにしてきていた。
それも大きな理由なのかも。

何はともあれ、こうなってくると
たぬきさんに不満点が無くなった。

一つあるとすれば、
私がくすぐりに弱いことを分かってから、
ひたすら脇をくすぐって虐めてくるところ。

私も、たぬきさんに
お願いをして聞いてもらっているから、
我慢することにしよう。

あと、課題として残されているのは
私が早いってことだけ。

時間を置いてだけど、3回が限界だった。
前回みたく萎えることは無かったから良かった…

翌昼。

チェックアウトして、コメダ珈琲。
人生初めてのコメダ。

私は昨日の残ったカレーを朝食べて、
そんなにお腹空いてなかったから、
ココアフロートとチョコケーキ。

たぬきさんは、
コメダの代名詞的なシロノワール。

分けてもらったけど、
私好みの味じゃなかった。
ちょっと重い。

たぬきさんとカフェに入ると毎回起こるのが、
私は甘い飲み物。たぬきさんは珈琲をそれぞれ注文。

そして毎回、私の方に珈琲が置かれるのが面白い。
その事に腹を立てるたぬきさんも可愛い。

食後は近くのショッピングモール的なとこを散策。
新しく鞄とサングラスを購入した。

買い物途中、
知らない人のベビーカーを二人して追いかけたり、
外国人に必死で道案内をする高校生を微笑ましく眺めたり、
初めてたぬきさんとツーショットを撮ったり。

日中は夏日だったのに、
夜になると夜風が少し冷たかった。

夏が近づくと、自動販売機から、
あったかい飲み物が忽然と消える現象やめてほしい。

寒さから逃れるように、
そそくさとショッピングモール内の
中華料理屋でご飯を済ませる。

ここでも改めて思ったけど、
たぬきさんは凄い世話を焼いてくれる。

私が頼りない性格だから余計に。

スプーンが無かったら、

「ちょっと待ってて」

と言って、店員さんに貰いに行ってくれるし。
前にスタバで手が汚れて、私がズボンで拭こうとしたら、

「何しようとしてんの!?」

やれやれ…と言った感じで、
布巾を取りに行ってくれた。
感謝が尽きない。

夕食後の時刻は21時くらい。
昨夜しっかり寝れてないからか、疲労困憊。

二人でベンチに腰掛けるも圧倒的眠気が襲ってきて、
このまま寝落ちしてしまいそうだったから、
早めに解散して、帰宅後電話した。

二人して言葉にならないような言葉を
交わしながら眠りについた。

あっという間の2日間だった。

次の休みは、
たぬきさんの運転でドライブに行った。

でも友人から、アッシーになるのは
辞めた方が良いって助言されてたらしく、
どうしようかなって悩んだとか。

私はたぬきさんが運転が好きだと
聞いていたから、それに甘んじて、
行きたい場所とかも決めて
たぬきさんに色々提案した。

そんな事を電話していたある日の夜。

ふと、たぬきさんが言った。

「あーあ。私、足として使われるか、嫌だなぁ…」

チクリ。

この言葉が私の胸に小骨のように突き刺さった。

聞いていた話と違う。。

運転好きだって聞いてたから、
それに甘えて、デートのプランを考えてた。

でも、本当は運転するの嫌なの…?って
一人楽しくなって、無神経でバカじゃんって
辛くなった。

「じゃあ…ドライブやめよう…」

私は泣きながらたぬきさんに言った。

「何で!? え…泣いているの??」

「運転するの嫌なんでしょ?」

「違う、違う(笑)、冗談よ」
「運転するの好きだから大丈夫!」
「何なら他の人の運転怖くて落ち着かないから(笑)」

久しぶりにちゃんとしたメンヘラが発動した。

たぬきさんが言ったのは冗談って
頭では分かっていても
言葉としてそれを聞いたら辛くなってしまった。

嫌な事はさせたくないし、
自分が運転苦手だから、余計ね。

「私よりよっぽど乙女だよね、、」
「メンヘラって聞いてたけど、ちょっと垣間見えたわ~」

たぬきさんは謝りつつも喜んでた。
勝手にヘラったのは私だから、謝る必要はないんだけど、
結果的に喜んでもらえたなら良かった。。

人生で初めて彼女とのドライブ。

日帰りであっという間だった。
私の家まで迎えに来てくれて、
帰りも家まで送ってくれた。

駐車場に車を停めて、
たぬきさん家の車の中で
小一時間イチャイチャした。

フロントガラスが2人の熱で曇ってた。
健全な事しかしてないのに。

その次の日も、
午後から映画を見に行ったけど、
あっという間に過ぎて月曜日。

付き合って1ヶ月も経ってないのに
同棲なんて話もしてる。

現実的に考えたら1年後ぐらいだろう。
それまでたぬきさんと関係を続けているのかどうか、
乞うご期待。

******
P.S
ピカチュウから飲みの誘いがあって、
いつものメンツで飲むことになったんだけど、
そこにたぬきさんを連れていく展開になった。

冗談半分で、たぬきさんに来る?
って聞いたら、良いよって二つ返事。

友達に彼女を紹介するのは初めてだ。

恋愛経験が少ないから、
たぬきさんと何をするにしても初めてになる。

これから色々災難もあるんだろうけど、
今はたぬきさんと会う事を生きがいに
仕事を頑張る。

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