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依存し始めている。
たぬきさんと交際を始めて一か月が経過した。
私の気持ちは落ち着きをみせるどころか、
どんどん好きが加速してしまって、
たぬきさんに対して依存気味になっている。
最近の私のルーティーンとして、
週に1回、平日の仕事終わりに、
たぬきさんとご飯を食べている。
たぬきさんに会うことで、
仕事の疲れから癒されるし、
とっても幸せな気持ちになるし、
会う為に仕事も頑張れる。
たぬきさんも、
私と会うことで癒されてるみたいだから、
持ちつ持たれつで嬉しい限り。
先週の週末は特に顕著だった。
金曜日にホテルの予約をして、
お泊りを計画していたのだけど、
楽しみにしていた当日。
たぬきさんも私も、
仕事で少し嫌な事があって、
メンタルがボロボロになっていた。
朝から憂鬱になっていた私だけど、
たぬきさんに話を聞いてもらって、
かなり落ちついた。
たぬきさんに至っては、
メンタルがやられて仕事中に泣いてしまったらしい。
私と会う時のたぬきさんって、
弱い所とかあんまり見せないから想像ができなかった。
その夜は二人、傷心を癒すべく慰め合った。
モヤモヤしていて、えっちする気分になれるか心配だったけど、
たぬきさんの癒し力とえっちさの前には心配無用だった。
ちゃんと綺麗で和っぽいラブホテルを選んだから、
何だか旅館に来たようでワクワクしたし、
お風呂も大きくて、二人で体を寄せ合って入った。
たぬきさんは、
泡風呂必須!って感じだったけど、
正直泡なしでお風呂入りたい。。。
ずっと頼んでれば、いつか折れてくれるかな。
この時お風呂で私が少し口を滑らせてしまったせいで、
たぬきさんのメンタルを傷つけてしまった。
私は以前から言っているように、
「推し活」というものが理解できない。
たぬきさんは、男性アイドルも女性アイドルも推し活してる。
いずれにしても、「会いにいけるアイドル」では無いから、
純粋に応援する気持ちで推していると言っていた。
異性に推し活をしている女性に対して、
嫉妬とかメンヘラを発動しがちな私だけれど、
たぬきさんに対しては今迄発動したことが無い。
それはたぬきさんが、
男性だけでなく、女性アイドルの事も推しているのが大きい。
恋心じゃなくて、純粋な気持ちで推し活してるんだなって思えるから。
「ぽんずって私に対して不満は無いの?」
「異性の推し活には嫉妬するけど、たぬきの場合、自分の前でそんなに激しく推し活してないから、今のところ気になってないよ~」
「自分の前じゃなくて隠れてやってくれるなら熱烈な推し活もOKだし!」
「私、今迄ぽんずの前で推しの話凄いしてたじゃん…ごめん…」
「ぽんずの嫌なことしちゃった自分が嫌だ…」
「たぬきは私に対してもちゃんと愛情表現してくれてるから大丈夫だよ、、」
「ぽんずにしか愛情向けてないよ…」
「ぽんずの思ってる数倍はぽんずのこと好きだよ、、愛情表現苦手だから伝わってないと思うけど…」
追撃をかけて落ち込ませてしまった。
確かに、たぬきさんは私の事を何でも受け入れてはくれるけど、
彼女から死ぬほどの愛を向けられてると実感はしてない。
彼女が言うように、滅茶苦茶好き!っていうのを、
たぬきさんの態度からは感じない。
いつもどこか余裕があるような印象。
甘えるの苦手って言ってたからしょうがない。
まぁ、ちょっと物足りないくらいの方が、私にはちょうどいいかも。
求められすぎてもやめてってなってしまうかもしれないし。
その後はしっかりお互いの名前を呼び合いながら果てた。
ここで嬉しい事実。
「私、中イキできないと思ってたのに、、初めてしちゃった…」
滅茶苦茶嬉しかった。
何となく、コツを掴んできたのかもしれない。
翌日は何するわけでもなく、
駅周りの商業施設をプラプラしてた。
カラオケに入って、歌を歌うことも無く時間をつぶしたり、
何もしてないのに、たぬきさんと一緒にいるだけで
秒で時間は過ぎてしまって、フリータイムも終了。
気が付くと私の目から涙がこぼれていた。
彼女とバイバイしなきゃいけないのが辛いのと、
月曜日の仕事が憂鬱すぎるのと相まって、
感情が爆発してしまった。
一生休日が続いて、
たぬきさんと一緒に居たい。
このまま二人で逃避行したくなって、
他の事なんてどうでもいいし、考えたくもなかった。
「どうしたの~??」
たぬきさんは優しく抱きしめてくれた。
「帰りたくない…」
「それ、私が言うやつじゃん(笑)」
「男の人が泣いてるの初めて見たよ、、」
そういって、私の頭を撫でてくれた。
「じゃあ、どうするの…どうしたいの??」
って聞かれたから、私がホテルに泊まりたいと言ったら、
たぬきさんは了承してくれた。
二日連続おんなじホテルに泊まることになった。
「私は毎日お泊りしたいって思ってるよ~」
前にLINEでたぬきさんが言っていたけど、
冗談じゃなかったらしい。
次の日の日曜日は、
たぬきさんが予定入ってたから
朝早くにチェックアウトだったけど、充分癒しを貰えた。
でもいざ月曜日になると、
金・土・日と3日連続で会ってたこともあり、
急にたぬきさんロスとなってしまった。
仕事なんか全然手につかなくて、
早くたぬきさんに会いたいしか考えられなかった。
火曜日の仕事終わりに会う約束はしていたから、
なんとか月曜日を乗り越えた。
火曜日に至っては、仕事中放心状態だった。
仕事終わりにたぬきさんと合流して、
ごはんを食べる。
たぬきさんと待ち合わせする時、
毎回会った瞬間言葉がでてこなくて、
意味不明なことを言ってしまう。
本心としては、すぐにでも抱き着いたりしたいのに、
人の目があるから、挙動不審になってしまうの自分が嫌だ。
付き合って一か月。
記念日って一度祝ってしまうと、
永遠と続いて負担になってしまったりするから、
あんまり良くないのかもしれないけど、
たぬきさんに花をプレゼントした。
「デルフィニウム」
たぬきさんが青色が好きっていうのと、
単純に見た目が可愛かったからこの花を選んだ。
買ってから花言葉を調べたら、偶然にも。
「青いデルフィニウム」の花言葉は、「あなたを幸せにします」です。
青いデルフィニウムにこのような花言葉がつけられているのは、デルフィニウムの花が結婚式のサムシングブルーとして使われてきたためです。
最初、たぬきさんに何で花を持ってるのかと聞かれて、
何てごまかそうかと思ったけど、
正直にたぬきさんにプレゼントする為って伝えたら、
信じてもらえなかった。
その後、もう一度たぬきさんから、
「本当に私にくれるの?」
って再確認されて、そうだよって伝えたら。
凄い喜んでくれた。。
「男性から花貰ったの初めて、、」
嬉しすぎて笑いが止まらないって照れてた。
喜んでもらえて良かった。
たぬきさんは、
私が記念日とかを祝うタイプだと思っていなかったらしくて、
「私何も用意してない…」って少し不服そうだった。
以前、私の誕生日に何かくれようとした時、
私がプレゼント文化が苦手って伝えたのを覚えてくれていたみたい。
私は人からプレゼントをもらってしまうと、
上手くリアクションできなかったり、
何かお返しをしなきゃなって考えてしまうのが嫌なだけで、
私がたぬきさんに何かを上げる分には全く抵抗がない。
たぬきさんはどうやら人に尽くす事に定評があるらしく、
貢ぎ癖があるんだとか。
だから、私に対して貢ぎたいのに、
私は貢いで欲しくないっていう最悪の相性になってる。
「毎日、スタバのチケット送るね」
「お返しいらないからやめて(笑)」
「言うと思ったけどそんなのズルい…私の貢ぎたい欲どうすればいいの…」
たぬきさんには悪いけどもう少し我慢してもらおう。
スタバのドリンクぐらいだったらまだいいけど、
ブランドモノをプレゼントなんてされたら、
罪悪感がとんでもないことになってしまうし…
今迄、終電前はカラオケって流れだったけど、
初めてホテルの休憩を利用してみた。
3時間2人で4000円だから、カラオケより下手したら安い。
今度からは平日は休憩も選択肢としてありかな。
当日たぬきさんは女の子の日だったから、
ホテルでお笑いのライブ観ただけだったけど楽しかった。
バイバイした後、たぬきさんからLINEで
「お花ありがとね。何て花なの?」
「デルフィニウムって言うらしい」
「花言葉は【あなたを幸せにします】だって。」
「え、、今電車で泣いてる…笑」
花言葉を聞いて、電車で泣いちゃったらしい。。
元々は花言葉とたぬきさんのイメージから向日葵をあげようとしてた。
ひまわりの花言葉は、「憧れ」・「あなただけを見つめる」・「崇拝」・「情熱」・「あなたは素晴らしい」・「あなたを幸せにします」です。
でも、向日葵って「元気な女の子!!」って感じが凄いし、
前に美容師さんにオレンジが似合いそうって言われたのが嫌だったと
言ってたのを思い出したから目にとまったこの子にした。
デルフィニウムの花言葉に関しては、買ってから調べたんだけど、
結果的には同じ花言葉だったし、
その花言葉を知ってて買ったことにしちゃった。。。
帰り道、電話してたら、たぬきさんが家に着いた時、電話の向こう側から
おばあちゃんの声で「可愛い花だね~」「私と同じくらい可愛い」って聞こえてきた。。
ちゃーちゃんみたいな可愛さを感じた。
(ちゃーちゃんはあさぎーにょの祖母)
ちゃーちゃんついでに言うと
たぬきさんもあさぎーにょのリスナーで、
センスが一緒だなってしみじみと感じた。
あさぎーにょのブランド「POPPY」で買い物したこともあるらしい。
花をプレゼントしてからというもの、
お互い寂しすぎて、ほとんど毎日仕事終わりに電話をするようになった。
今週末も、またもや金曜の仕事終わりから宿泊コース。
でもいつもと違うのは、
たぬきさんが生理中ってこと。
たぬきさんと交際を始めてから、
一人ですることが無くなった。
一人でするよりも、彼女とする方が、
気持ちも良いし、幸せ度が段違いだから。
勿論、自制はすることができるけど、
とても、もどかしくなってしまいそうだ。
お風呂に一緒に入るのは許可してもらえたから、
少しは満足できると思う。
いつもはいちゃいちゃするのに夢中になって、
映画に集中できてないから、
今回は純粋に映画とか楽しむのも悪くないかな。
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