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親になって聴く「やさしさに包まれたなら」

イチ芸ラジオ、ryo:です。

ジブリ映画『魔女の宅急便』の劇中歌としておなじみの名曲「やさしさに包まれたなら」。
30歳以上の日本人であれば、きっとほとんどの人が口ずさむ事が出来るくらい有名な曲かと思います。
もちろん20代でもご存知の方は多いハズ。

小さい頃は、神様がいて〜♪

っていう歌い出しの曲です。
確か「魔女の宅急便」の物語の最後に、キキから両親へ送られた手紙を読みながらバックに流れていたと思います。
オープニングで流れる「ルージュの伝言」と共に、あまりにも物語に馴染んでいて、主人公キキの歌にしか聞こえません。
なので、改めてこの曲、この歌詞を振り返ってみる事ってなかなかしないと思います。(僕はそうでした)
もし、僕と同じく「そんなにこの曲を意識した事がない」という方。そしてもしお子さんがいらっしゃる方。
ぜひ、歌詞を振り返ってみて下さい。
歌詞を見た後に、改めてこの曲を聞いて下さい。
泣きます。ほんとに。

「やさしさに包まれたなら」歌詞

まず、冒頭の「小さい頃は神様がいて」。
これ、分かりますか?ここさえ分かれば、僕がこの記事で何を言いたいか8割理解できます。

神様=親
ですよね。自分の親。今、これを読んでいるあなたの親の事です。
この神様は、
「不思議に夢を叶えてくれた」り、
「毎日愛を届けてくれた」りしてくれてました。
きっと、あなたにも。
「からあげ食べたいな〜」
「あのおもちゃが欲しいな〜」
「遊園地に行きたいな〜」
子供は、大なり小なり様々な夢を見ます。それを叶えてくれた神様が、すぐ側にいましたよね。
もちろん、子供の私達は「お父さんお母さんありがとう!」という気持ちよりも、とにかく夢や希望が叶った、という喜びの気持ちの方が強く、感謝の気持ちはすぐに消えてしまっていたと思います。
でも、神様はそれで良いんです。
ただただ、あなたが喜ぶ姿を見たくて、沢山の夢を叶えてくれたんです。愛を届けてくれていたんです。

今、親になって、それが分かりました。
子供の夢や希望を沢山叶えてあげたい。
望むものは全て与えてあげたい。
もちろんそんな事は無理だし、沢山喧嘩もするけど、親は子供に対していつもそう思ってる。
ただの愛だから、何の見返りも要らない。
とにかく喜んでくれたら良いし、幸せな気持ちになってくれたら嬉しい。

曲の中で繰り返し歌われる、

目に映る全てのことはメッセージ

という歌詞は、まさに親になった私達に向けられたものだと思います。
朝目覚めて、ご飯の支度をする時に「これ好きかな」「美味しく食べてくれるかな」と考えてる。
洋服を選ぶ時に「こっちの色の方が好きかな」「このキャラクターにしてあげようかな」と考えてる。
休みの日に、どこへ連れて行こうか考える。
喧嘩したり、大声で叱ってしまい、本当に申し訳なくて、どうやったらマイナスからプラスに変えられるかと考える。
夜寝る前にどうやって幸せな気持ちになってもらおうか考える。

24時間、どっちを向いても子供の喜ぶ事が何なのか考えてるんですよね。

ああ…自分もこうやって育ててもらったんだな。
と、親からのメッセージを受け取る。
そこまでセットで歌われていると気付いた時、本当に感動しました。

多分、1番の親孝行は「元気に暮らす事」「幸せに過ごしている事」だと思います。
でも、それを叶えられているのは、親という身近な神様がいたからです。
ほんの少しでも、自分の親に感謝の気持ちを返せたらいいな、と思いますし、
ほんの少しでも、自分の子供に幸せな気持ちを受け継いでいけたらいいな、と思います。

僕自身、こんな偉そうな事言える立場じゃないです。
ちょっとした事で子供を叱ってしまうし、小さな希望も叶えられていない、ダメダメな神様です。
でも、絶対に幸せになってほしいと思っています。
沢山沢山、子供の事を考えているつもりです。
あとはその愛情を行動に変えていけるよう、頑張りたいと思います。

そして、子供ももちろんですが、自分で選んだ妻の事も大切にしないとなりませんよね。
子供の事ばかり気にしていて、妻と「恋人」ではなく「共同管理者」になってしまったら、人生を賭けて一緒に居る事を選んでくれた人に対して申し訳ないですし、自分で選んだ大切な人ですから、最高級に大切にしないと。

これを読んでくれたパパ、ママ。
一緒に頑張りましょう!


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