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国の財政の謎:借金と財源の新たなアプローチ


1:国の借金と財源の確保という「常識」は正しいか?

国の借金と財源の確保という「常識」は、皆さんが正しいと考えることでしょうか?

国の借金の話や財源の確保について、本当に気にしなければならないことは何でしょうか?

国の借金が気になるかもしれませんが、国の借金時計によると2023年9月現在、国は1232兆円の借金があると言われています。それに、100万円/秒も増えているとのこと。国民一人当たりに換算すると、約1000万円もの借金があることになります。この借金を返済するために、国民一人一人が1000万円を税金として納める必要があると言われていますが、果たして本当にそうでしょうか?

また、医療費や少子化対策などのために、公務員を削減し、税金を増やさなければならないという意見もありますが、これが本当に必要なのでしょうか?

これらの話題は、多くの人が受け入れている「常識」の一部です。借金は返さなければならないものであり、国のためにお金を確保する必要があるというのは、一般的な考え方です。

しかし、これらの「常識」は本当に正しいのでしょうか?

この考えには、いくつか疑問が浮かび上がります。借金を返す義務があることは理解できますが、国のためにお金を集める必要があるのでしょうか?

国は、予算を確保し国策を進める必要がありますが、その財源はどこから来るのでしょうか?外国からお金を得るか、国民自身が税金を支払うか、どちらかの方法でお金を調達しなければならないというのが一般的な考え方です。

そしてこれらの「常識」に疑問を持つと下記のような異論や反論があるかもしれません。

・借金を返す義務を怠り踏み倒す気なの?
・国策の活動に財源の必要性を否定するなんて何考えているの?
・財源がないのにそこで働く人たちにどうやって給料を支払うの?
・まさか、善意での無償ボランティア活動を期待しているの? そんなこと長続きするはずないじゃない・・・。

この記事では、この一見正しいようにみえる「常識」のどこに異論を挟む余地があるのかについて考えを整理してみたいと思います。

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