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【岸田奈美×望月もちぎ×いちとせしをり】 アカルク文学部始動。LGBT作品を募集します!!

この度、「アカルク文学部」に関して、中止とさせていただく運びとなりました。誠に申し訳ございません。



まずはこちらをご覧ください。素敵なので。



「あなたがいてくれてよかった」

この言葉を聴いたきっかけは、数ヶ月前にあった岸田 奈美さんキナリ杯であり、株式会社アカルクの堀川さんとの出会いだった。



キナリ杯でわたしはありがたいことに、特別リスペクト賞のうちの一つ、アカルク賞(明るく自分らしく生きようとしている、またはLGBTについて書いた文章に贈られる賞)を受賞した。その後、堀川さんと食事をした際に渡された言葉が、「あなたがいてくれてよかった」の一言だった。

わたし一人で、殻に閉じこもっていた気でいた。けれども、書いていたら、いつしか周りには「人」がいて、「心」があった。読みに行けば、たくさんの言葉に出会えた。そんな「あなたがいてくれてよかった」と誰もが思える、思ってもらう瞬間をつくりたい。

前置き長くなりましたが、

アカルク文学部、始動いたします。



発足に至るまでの詳細については、堀川さんのnoteも是非ご覧ください。

ここから堀川さんのnoteと内容重なる部分もありますが、わたしの想いも含めて書かせていただきます。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

今回、部活を発足すると同時に、作品を皆様から募集いたします。

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アカルク文学部を立ち上げた、堀川さんの一つの想い。

それは、

「LGBTをもっと楽しく、身近に知ってもらいたいから」


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ここ数年で、LGBTという言葉を聞く機会はとても増えたのではないでしょうか。もちろんLGBTと一括りに言っても、その中でも違いがあり、それぞれが抱えている悩みや困り事も個々によって違います。
LGBTの人々が社会的に直面しやすいと言われている課題に対して問題提起し、解決策を考えていくことはとても大事だと思う一方で、シンプルに性的指向や性自認に関係なく楽しく暮らしている人がいることも、もっと知ってもらいたい!!
なので、今回は「LGBT」というテーマに対して、
書き手も読み手も誰もが記事を読むことで、ちょっとでも明るい気持ちになったり、くすっと笑えたり、普段は言えなかったことをちょっとでも吐き出せるような、そんな文章を、誰かのハートに届けていきたいな。と思い文学部を立ち上げることにしました。(堀川さんのnoteより引用)


コーチ陣の紹介


・特別顧問

岸田 奈美さん

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noteを書き、読んでいる人であれば、誰もが知るキナリ杯というコンテストを開催した方。
最近本を出版し、速攻でベストセラー作家に。『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』、わたしも読ませていただきました。おかげで今わたし、強いです。


・特別マネージャー

望月もちぎさん

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わたしがLGBTを身近に感じることができたきっかけは、もちぎさんの存在が大きかったです。前向きになれる漫画、そして言葉の数々にわたし自身、救われています。


・部長

いちとせしをり

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がんばるぞ。


🍓ルール説明

▶テーマ
「多様な性と愛」
► LGBTQ+に関連する作品ならなんでもOKです。
※エッセイコンテストとしていますが、漫画やイラスト、小説など自由にお書きください。
► 誰かを誹謗中傷する内容はNGです。
※意図的なものは事務局から連絡させていただきます。
► あなた自身が一番伝えたいメッセージ

皆様に楽しんでもらえるように、一緒に盛り上げていけたらと思いますので、セクシュアリティに関係なくどなたでも自由にご応募ください。

🍰賞は全部で5つ

最優秀賞:賞金10万円+アカルクのオウンドメディアにて1年間連載権(希望される場合)
レインボー賞:お名前入りのペン+LGBTフレンドリー企業とのタイアップ案件(希望される場合)
岸田 奈美 賞 :Coming Soon(お楽しみに)
もちぎ賞  :Coming Soon(お楽しみに)
いちとせ賞 :Coming Soon(お楽しみに)

投稿にあたってのお願い

① 応募はnote(https://note.com/)に投稿してください。
②「#アカルク文学部」とタグをつけてください。
※タグがない場合は、審査から漏れてしまうのでお気を付けてください。
③読んだ作品は堀川さんのアカウントから「スキ」を付けます。 万が一2020/10/31を過ぎて「スキ」が付いていない場合は、お手数ですがinfo@akaruku.co.jpにご連絡ください。
 部長のいちとせしをりも「スキ」を付けにいきます🍓

④ひとり1作品まででお願いします。
※同一アカウントでの複数回の応募はご遠慮願います。
⑤文字数に制限はありませんが、1記事内に書いて下さい。
⑥過去に公開した記事でも、「#アカルク文学部」をつければ参加可能です。
⑦応募の際は「無料公開」で公開してください。
⑧作者が著作権を保持している画像や文章以外を引用する場合は、引用元を記載してください。

応募資格

・性的指向、性自認に関係なくどなたでもご自由にご参加いただけます
・プロ・アマ問いません
・未発表のオリジナル作品でお願いします

審査基準

・誰かを明るく元気づけるもの
・おもろいもの(コーチ陣&アカルク運営事務局が判断します)

募集期間

募集開始 10月1日(木)
締め切り 10月31日(土)23時59分まで
結果発表 11月8日(日)13時~14時30分

結果発表日

11月8日(日)13時~14時30分
視聴リンク:後日発信します。
※ 当日は部活コーチ陣による生配信LIVEを行います!
九州レインボープライドの「アカルクブース」にてオンライン発表します。どなたでもご自由にご視聴いただけます。

プログラム内容

・冒頭挨拶
・3人自己紹介
・岸田奈美のおもしろい文章の書き方講座
・質疑応答
・部活コ―チ陣によるトークディスカッション
・質疑応答
・表彰式


そして最後に、いちとせしをりの話も少しさせてください。



今回の「アカルク文学部」について、"ものすごく"盛り上げてやろうという気はわたし自身は正直あまりないです。

もちろん、たくさんの方に書いて応募してもらえるのはとても嬉しい。多くの方がLGBT作品をもっと楽しく、身近に感じてほしい、その堀川さんの想いにわたしも賛同しています。ただ、LGBTの作品が数、内容共に大きくなることによって、他の誰かが苦しい思いをしてほしくない。

そもそもその"他の誰か"という「区別」が必要ないとは思います。誰もがわたしは人生の主人公だと思います、とはいえ、誰かを隅に追いやるような文章をわたしは好みません。他の誰かという話と、これは矛盾なく成立する話だと考えています。

LGBTの話題だけではなく、言葉はとても繊細なものです。受け取り方は人それぞれ変わり、想いの色も違う。書かれた文章は、「表情」を100%見ることはできない。それでも見えるときがあるんです、不思議ですよね。だから言葉を書いて、読んで、表情を想像してください。


二ヶ月ほど前、わたしのnoteでこんな言葉を残しました。

完璧に全ての人を包むのは難しいかもしれない。ただどんな人でも救えるよう、言葉を選ぶ力を諦めてはいけない。もしも少しずれてしまったとしても、真剣な表情を前に、きらわれることはない。そういう想いは言葉を飛び越して、より濃く伝わってくるものだ。

名言っぽくしたいわけではありませんが、書いた人も読んだ人も救われる、そんな空間になったらわたしとしては成功だと思っています。自信を持った文章を、みんなが書けたらいい。



今回のテーマは「多様な性と愛」で、LGBTQ+に関連する作品ならなんでもOKとしています。これを読んで「わたしは書けないな」「わたしは書いちゃ駄目だな」と思った方、もしかしたらいるかもしれません。そんな人にもわたしは書いてほしいと思っています。

無理に書けとは言いませんが、人生を歩んできた中で、LGBTQ+に関する場面は全員にあったのではないでしょうか。多様な性と愛。男なのに、女だから、と。そんな話から紐解く文章も、是非ご応募ください。

寄り添いの空間をつくる。議論というよりは、一人ひとりの対話が生まれたらいいなと思います。

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「じゃあ、賞なんて必要ないじゃん」

そういう声もある気がします。わたしだったらそう言いそうです。何よりわたしは賞が欲しい、賞を取りたいと思う人間であり、「選ばれたい」という想いを垂れ流してここまで生きてきました。

note公式のとあるコンテストで選ばれたとき、キナリ杯で岸田さんに選んでいただいたとき、涙を流して喜びました。そして、これは言い切れますが、それに選ばれていなかったとき、その何倍もわたしは涙を流して悲しみ、悔しがったと思います。


近い話で言うと、noteのcakesクリエイターコンテスト2020にわたしは落ちました。一次審査すら通りませんでしたが、わたしはぎりぎりまで自分が優秀賞に選ばれてもおかしくないと本気で思っていました。だって、選ばれるために書いていたんですから。

とはいえ、最終審査の結果発表のライブを見ていたわたしの悔しさは、また別の感情へ変わりました。審査していただいた人の評価の仕方、求めていた内容を改めて聴いて、「足りなかった」、「及ぶはずがなかった」と思いました。自分で言ってしまいますが、それに気づけたのも、わたしが最初から最後まで真剣だったからです。


堀川さんが賞を作り、賞金まで出してくださる。連載権もある。それに飛び上がるほどわたしは興奮しました。そして自分がそれに選ばれたかったとすら思いました。今回の文学部に応募する全員の人が目指してほしいわけではありませんが、"わかっているきっかけ"は、逃してほしくないです。そしてこれはわたしの経験談ですが、賞に選ばれなくとも、挑戦している姿は誰かが見てくれています。


わたしはnoteを去年の一月一日から始めて、それからずっと「文章で生きていきたい」と思っています。ただ、noteを書いている人全てがわたしと同じ想いであるはずがありません。「賞を取りたいわけではない人」が、真剣ではないとも当然思いません。元々、言葉は救い、救われるものですから。そんな想いを全てまとめて、「あなたの書きたい」を応援したい。

もちろん、作品を応募せずとも、#アカルク文学部がついた作品を読み、皆様がたくさんの「世界」を知っていただけたらなと思います。


"みんな、生きているんです。その「表情」が見える文章を、少なくとも「いちとせ賞」では選びます。

そして、最後の最後に、部活をものすごく盛り上げたいとは思っていない話とこれは矛盾なく成立すると思っているのですが、多くの文章と出会えること、アカルク文学部一同、心よりお待ちしております。


書き続ける勇気になっています。