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【レビュー】『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』

ほとんど本を読んでこなかった人間がポツポツ読書を始めました。
そんな人間によるレビューです。カナリ個人的で的外れな内容もあるかと思いますので、その点ははじめにお断りしておきたいと思います…。
(読書記録も兼ねている為、ネタバレを含みます。お気をつけ下さい)


『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』
能勢 邦子 著 サンワーク出版 2021/3

●この本について
『anan』の元編集長、『Hanako』『POPEYE』元副編集長の著者が、「読まれない」を「読みたい」に変える言葉の磨きかた、一瞬で読みたくなる言葉のつくりかた、つい見たくなるコンテンツのつくりかた…。読み手を引き込む言葉のつくりかたなどを具体的に紹介する本。

●レビュー
★★★★☆(星4つ)
図書館にて借りてきて読了。
なんと言ってもこのタイトルが気になった。

私の評価は星4つなのだけれど、それは本の内容が悪いわけでは決してなく、この本を読んで自分がどう活かしていったらいいのかが見出せなかった、つまり、私が読もうと思った動機である『悩み』をスッキリ解決してくれたか?と言われると満点はつけられなかったというだけのこと。

編集に関わる方や、メルマガを作っている人など、書くことを仕事としている方にはカナリ実践的で大変有益な情報が載っていると思います!
その内容はどれもが重要事項過ぎて選べないので、上記のお仕事をしている方で、気になる方は
ぜひ読んでみていただきたいです。
趣味で日記めいたものを書いている私レベルには「おっ…」と圧を感じてしまいました。

しかし、少なくとも人に伝えようとして記事を書いているので、もちろん学ぶことは数多くありましたし、書くことを仕事にするというのはこういうことなんだな、ということを垣間見た一冊。

著書内にも必要なところから読んでもいいと書いてありますが、目次を見るとどれもが気になる。
さすが、興味を惹く技術を語っている本だけある笑

●真似したい点
・具体例が盛り沢山
・まるで著者の姿を見ているかのように想像できる書かれ方

●う〜んな点
・圧が…強い…
→「書く」という仕事にかける熱意やそれに対する著者の姿勢が出ていた。
生半可な気持ちで開いた私がいけなかっただけのこと。

●感想・気付き
中でも私が気になったのは『惹句』という言葉。序盤に出てきて、著書内に頻繁に出てくるのだが、この漢字読めますか?
私は読めませんでした。
コレ、『じゃっく』って読むんですって。
『ジャック…?』海外の人の名前のような、一度聞いたら忘れられない単語でした。
コレだけでインパクト大ですよね。
それを作る為の技術がたくさん書かれています。
どれもが重要で誰にでも実践可能な内容でした。


私はまだこのnoteを日記のように書いています。
毎日更新することを目標に据え、何度か途切れさせつつも…ほぼ一日一記事を書いてきました。
そんな私のnoteも、もうすぐ一年が経とうとしていて、一度テーマやら書き方を見直すべきかな?と思っていました。

そんな時に、『書く』ことを学んだ方が良いかと思い、見つけた一冊。

ただ、私は普段の仕事ですらモチベーションが人より低い。もちろん新入社員の頃や結婚前はそうでもなかったのだけれど、家族が出来て大きく考え方が変わったんです。
私は切り替えが苦手で、あれもこれもと手を出せないタイプだから、仕事より家庭を選び、そちらに比重を置いただけのこと。
しかし、家族の為にも仕事(お金)は必要な訳で…。
これからの働き方についても色々考えることはあるのだけれど、しばらく仕事へ熱意をかけていなかった私。
最前線でバリバリ働いている人の言葉を聞いて、ちょっと引いてしまったし、隔たりを感じてしまいました。

仕事ってこういうことだったよなとも痛感したし、今のままじゃダメだな…と思い直す部分もありました。
一方で、自分にはやっぱり厳しいかも…とも思う部分もあって、少し苦しくなりました。

今の自分に出来ること、(もちろん今より成長はしないといけないけれど)今の自分を壊さずとも熱意をかけられることはあるはず。
その時々の自分に合った働き方・生き方があるはず。それを模索していきたいと思いました。


私はいつか『書く』ことを仕事にしたいと思っています。
しかし、こういう方向とは少し違う。
似ているけれど、違う。


今すぐにどうこうということはしないけれど、この本からも勉強させてもらったことはたくさんありました。今回は心の持ち様を改める機会を貰ったと思って、この本を閉じよう。

そして今よりもっと適した時に再度この本を読もうと思います。

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