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【日記】『割り切る』の限度

二月の上旬に体調を理由に仕事を辞めたいと職場に言ったのだけれど、出勤日数を減らして様子を見たらどうかと引き止められた。

ということで、体調を整える為、3月は毎週金曜日にお休みをもらうことになった。
つまり今日はお休み。

体調というのは年末からやらかしている『メニエール病』のことを指しているのだけれど(あくまで私の話だが)起き上がれないほど悪くなる時もあるけれど、毎日そうなわけではない。
ほとんどの日は、時々フラつくことはあっても動けないわけではないという状態。

ただ、今の仕事はB to C。
顧客相手の仕事の為、そのフラつきが出るタイミングによってはマズイことになる。
調子が悪い際は声をかければ同僚に代わってもらうこともできるはできるのだけれど…常に忙しない職場で、ギリギリの人数なので、調子が悪い時に声をかけるというのは一苦労な状態で、なかなか代わってもらうわけにはいかない場合がほとんど。
よほど倒れそうな時は言わなければマズイが、そんな状態ならまず出勤できていない。
だから辞めたいと申し出たのだった。

しかし先に述べたように様子を見るという温情措置?をご提示いただいたので、今も勤務させてもらっている。

しかし、だ。
このメニエール病になった背景は、私の場合ストレスだと思っている。
職場の人間関係は転職の理由にもよく挙がるが、まさにそれが一つの理由だ。
誰しも合わない人の一人や二人、職場にいるものだと思うが、人数の少ない今の職場で、ある一人の方が私に向けるあからさまな態度に困惑していた。
相手がそうするのには、私の能力が足らないことに加えて言動が気に入らないことが理由だろうなと予想している。
私の能力が足りていないことはもう謝るしかない。その点は私も自分で分かっているつもりで、それも仕事を辞めたい理由の一つになっている。

しかし本来、人間関係なんてどうでも良い。
たった4時間の仕事。それ時間我慢すれば、つまり仕事だと割り切れば済む話。そう思って今まで続けてきた。
ところが、毎日毎日心のモヤモヤが積み重なるとさすがにしんどくなったらしく、身体に出たのだろう。

さて、ここで改めて考えたいのは『仕事だと割り切る』ことについて。
仕事はあくまでも生活するためにすることだから、やることをやってお金を貰えさえすれば人間関係が悪かろうと関係ないという考え方。
私もはじめはそうした訳だ。

しかし、目眩や吐き気、難聴に襲われ、生活がままならない日もあり、受診した結果メニエール病と診断された。
診断を聞いた時すぐに「あぁ、ストレスだな」と思った。
割り切っていたつもりだったが、心が耐えきれずに身体に症状として出たということだろう。

これではもう今の職場で『仕事だと割り切って続ける』のは難しい、と私は判断した。
故の退職希望という行動だった。

私はON/OFFの切り替えが上手い方ではない。
終わったことを考えても仕方がないという意見もあるだろうが、同じことを言われないように・同じ状況を招かないようにしなくてはいけないと思って考えて始めると、ON/OFF関係なくそうしてしまう。
そんなこんなで、改善するために私としても今まで何も考えず動かずで放ってきたわけではない。

最善を尽くしてきて、心の負担には『仕事だと割り切って』やってきたが、その果てに身体を壊した。そうしたらもう辞めどきだろう。
しばらく休んだとしても戻ってやっていける気はしないし。

果たしてこんな自分が他の職場で働けるかは分からないけど、それでも体調が悪化した今の職場に固執する必要はないだろう。

ここで『割り切る』って検索してみたら、『割り切れない人の心理・原因』という項目でなかなか厳しい意見が書かれてた。
書かれていることはごもっともだし、何も間違っちゃいないと思う。
自分に当てはまることもいくつかあった。
でも、人間って感情のある生き物だから、頭でわかっていてもそう簡単に心がついてこない時もあるよ。
それに、やっぱり身体に症状が出てまで続けることはないと思うし。

世の中探せば仕事はいくらでもある。
転々とすることは転職時にマイナスになるけれど、人生の豊かさにはプラスかなと私は思ったりしている。
一つのところで長く勤められることも素晴らしいけれど、いろんな職場を知ることも勤め方の一つで、見方・価値観を増やしてくれるという点から人生の豊かさにつながるのではないかと私は思う。

続けられなくて転職したいのを正当化してるだけじゃん!と言われればそれまでだが、マイナスな転職だとしてもプラスの転職だと捉えて転職できるならそれはそっちの方がいいではないか。
自分の捉え方次第さ。

自分の人生。
最低限のルールやマナーを守っているならあとは自分が過ごしやすいように生きるべきだと思う。

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