見出し画像

高林孝光「血流がよくなり免疫力アップ!病気を治したいなら1分間肝臓をもみなさい【新装版】」

・本書は、フジテレビ系列『ホンマでっか!?TV』の運動機能評論家や、雪印メグミルクの「かんたん骨(コツ)体操」の体操考案、指導を行うはり師、きゅう師、柔道整復師の著者が、健康な毎日を過ごすための臓器である「肝臓」についてと、たった1分で全身が若返る『肝臓マッサージ』のやり方とその効果について紹介した1冊。

・私たちの体にはたくさんこ臓器があり、それぞれが重要な役割を果たしているが、あえていちばん大切な臓器は何かと聞かれたら、著者は「肝臓」と答える。
・なぜなら、肝臓は人体の「総合化学工場」であり、「血液のコントロールセンター」だからだ。
・肝臓には主に、
①代謝(食品に含まれる栄養素を使いやすい形に作り替える)
②解毒(アルコールや食品添加物など体にとって有害なものを無害に作り替える)
③胆汁の分泌(脂質の消化・吸収を助ける)
という3つの大きな働きがあり、これら以外にも、アミノ酸を合成してたんぱく質を作ったり、酵素を作り出したり、筋肉や骨など体を構成する組織を支えたりなど、実に500以上の働きをしている。
・その肝臓が疲れたり、弱ったりしたら、先に述べた3つの大きな働き(代謝・解毒・胆汁の分泌)を始め、数百の仕事の効率が落ちると、血液の質が悪くなり、老化のスピードも高まる。そうなると、見た目だけでなく、体のあちこちに不具合や不調が現れてくるのだ。
※「肝臓が人体にどのような役割を果たすのか」「肝臓が不調になるとどうなるか」の詳細は、本書をお読みください。

・肝臓にやさしくする方法は、バランスの取れた食事や適度な運動、じゅうぶんな睡眠など、規則正しい生活が基本であるほか、著者は「肝臓マッサージ」をおすすめしている。
・この肝臓マッサージは、
①肝臓に血液を集める
②集めた血液を温める
③温まった血液を肝臓から送り出す
の3ステップからなる。
・それぞれのステップでは、
◇さする
◇ローリング(なで回す)
◇ポンピング(押す)
を行うが、どれも簡単で、全部やっても「1分」で終わる。
・最初のステップである「肝臓に血液を集める」は、まず、肝臓をさするところから始まる。やり方は、「右の肋骨のきわに左右どちらかの手のひらを当てて、心地よい程度の強さで20秒間さする」というもの。
・このステップは、肝臓に血液を集めるのと同時に、厚電効果(特定の個体に圧力をかけることで生じるゆがみによって、電気が発生する現象)によって肝臓および全身の細胞の血液の出入り口であるイオンチャネルを開き、血液の出し入れを効率よく行う目的もある。
※肝臓マッサージのやり方、その効果、肝臓マッサージをする際のポイントなどの詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「肝臓は健康の要」「肝臓をもめば全身が若返る」「肝臓を元気にする時治る病気と症状」「肝臓をもんで病気を治した体験者のレポート」という章で構成されており、肝臓の重要性について解説され、肝臓を元気にして質のよい温かい血液を作り出し、各細胞の血液の出入り口を開いて血流をアップすることを目的とした肝臓マッサージの極意について紹介した内容となっている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #ワニプラス #肝臓 #マッサージ #血流 #健康 #免疫力

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?