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山中恵美子「人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術 忙しさから解放され、本当にやりたいことに集中する」

・本書は、未経験で始めた学習塾は、開校8年でグループ30校になり、子どもたちの能力開発のため塾内で始めた「瞬読」と呼ばれる独自の読書法が評判を呼び、受講生が4,200以上となる。現在は学習塾だけでなく、通信制高校・メタバーススクールの学院長なども務める著者が、「瞬読」の考え方をベースに、仕事を最短でこなし、より多くの成果を上げ、自分の自由時間を増やす方法を紹介した1冊。

・瞬読は速読の一種だが、ただ本を速く読むだけの速読術ではなく、書くことも聞くことも理解することも、すべてをスピードアップできるメソッドである。
・瞬読によって「脳の情報処理能力のスピードアップ」ができれば、
◇あらゆる作業をスピードアップできる
◇ムダなもの、ムダな時間への嗅覚が鋭くなる
◇物事の本質を見きわめられるので、すぐに問題を解決できる
◇決断が速くなり、迷いがなくなる
◇コミュニケーション力が高まり、人間関係のトラブルが減る
などのようなことが可能になり、限られた時間を最大限、1分1秒もムダにすることなく使えるようになる。それにより「1日の時間」が増えたように感じるほどである。

瞬読式時間術の事例(一部)

01 目指すのは、「その日の終わりに満足して眠りにつける」時間の使い方
・著者の考える「時間の使い方が上手な人」は、24時間を楽しく幸せな時間で埋め尽くせる人である。
・1日の終わりに「今日も充実していたな」と満足してベッドに入れるなら、毎日が幸せなのだ。
・時間を味方につけるためには、「時間との向き合い方を変えることが大前提」である。
・例えば、週末を利用して資格の勉強や、仕事の資料を読もうと思ったが、予定外の用事(部屋の片づけ・平日の激務で疲れ果てて寝るなど)が入るなどしてそのうちに1日が終わってしまうという人も多いと思うが、著者は「それでいいのでは?」と著者は考えている。
・人生の目的はタスク(作業)をこなすことではない。タスクのために時間を使うのではなく、自分のために時間を使うのだと思えば、休日に一日中休息していたとしても罪悪感は生まれないだろうと著者は考えている。
※「それでいいのでは?」の真意ならびに、著者の時間の捉え方についての詳細は、本書をお読みください。

03「直感」はスキル。誰でも、何歳からでも磨くことができる。
・著者が考える直感力を鍛える方法は大きく分けて5つである。
・ひとつ目は、「情報を大量にインプットする」である。直感力はカンに頼るものと思われがちだが、実際にはこれまで身につけた知識や経験から導き出される「もっともいい答え」が直感である。
・自分の中に十分な情報がないと判断できなくなり、直感力が働かないので、直感の精度を上げたいなら、あらゆる情報をできるだけ大量にインプットするのがベストな方法である。
・ふたつ目は、「瞬解を鍛える」である。瞬解とは、「瞬時に理解、判断できるようになる」という意味である。
・この瞬解のトレーニングとして、「ランチぇメニューを選ぶときに、10秒で決める」というものが紹介されている。
※先に紹介したものを含む5つの直感力を鍛える方法の詳細は本書をお読みください。

・本書は、「瞬読で、大切な「自分の時間」を取り戻す」というプロローグから始まり、「ゼロ秒で答えを出す!『瞬読思考』」「『時間泥棒』の罠にはまるな!」「必要ない仕事に「時間」をかけない」「ムダを捨て、本当にやりたいことに集中する」「あなたの大切な「自分の時間」を見直すワーク」という章で構成されており、
◇仕事は「午前中に終わらせる」と決める
◇早起きするだけで人生が劇的に好転する理由
◇完璧主義も、あなたの大切な時間を奪う「泥棒」
◇1日たった15分の使い方を変えるだけで、人生も変わる
◇◯◯をすればするほど、個人の能力を爆上げすることができるのか
など、あなたの時間が倍になる瞬読式時間術について、35の項目に分けて解説した内容となっている。また、巻末には、時間を味方につけるための瞬読トレーニングが収録されている。

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