神谷海帆「100%仕事で折れない感情マネジメント」
・本書は、個人向けセッションやセミナーを精力的に開催し、企業対象に1年間で約40社(訪問200回)を超えるコンサルティングを通して累計3000人と関わり、人と企業が輝く支援を行う著者が、願望を実現させるための「具体的な手段」として、ネガティブな感情を感謝に変える方法について紹介した1冊。
・一般的にネガティブな感情は良くないもので、いつもポジティブな状態であることが良いとされている。
・ネガティブな感情をポジティブに変換することは、一時的に可能であるが、数日で元に戻ってしまったり、何かをきっかけに、また同じ思いをするようなことが起きたりする。
・この一時的なポジティブ変換は、まるでネガティブな感情を箱の中に入れ、心の奥底にしまい込むようなもの。しまい込むだけでは、なくなったわけではなく、「まだここに残っている」とメッセージ発し続けている。このメッセージこそ、後日元に戻ってしまうからくりなのだ。
・ネガティブな感情を癒すには、「否定をせず」「ありのまま」受け止めること。受容し、共感することが、感情を癒すことにつながる。
・どんな感情が出てきたとしても、そのまま受け止め、肯定し、感情に寄り添うことが、ネガティブな感情の癒し=ネガティブな感情。本当の意味でなくすことになるのだ。
・感情はコントロールせず、そのまま肯定して受け止め、ただそっと寄り添うことが、感じている辛い感情や痛みから、結果的に早く抜け出すことになるのだ。
・成功者は、ネガティブな感情を抱かないかというとそうではなく、「人間だから、もちろんある」と答える方が大半である。
・どんな成功者も、多くの人から憧れの存在である人も、悲しみや悔しさや自己否定や不安などの感情を抱いている。
・幸せな成功者に共通しているのは、「ネガティブな感情「抱いている時間が短い」ことにある。
・幸せな成功者は、ネガティブな感情との「付き合い方」を熟知し、落ち込んだ気分を回復させるのが早い。さらに幸せな成功者は、ネガティブからの脱出が早いどころか、困難な出来事に感謝をしている。
・また、幸せな成功者は「起きた出来事」に対する理解や意味付けが違うのだ。「あの出来事があったからこそ、今の自分がある」と考え、起きていることの意味やメリットを見出しているからこそ、困難なことに感謝ができる。
・気持ちの捉え方、考え方や仕組みを理解できれば、感情を無理に変換することなく、ネガティブからポジティブへ自然と移行することができるのだ。
※その他に、幸せな感情で満たされている人が大切にしていることについての詳細は、本書をご覧ください。
・本書では、「なぜ負の感情が重要なのか?」「願望達成の感情マネジメント」「未来を創るキーポイント感情」の三部構成となっており、「望みを叶える5つのステップ」「感情からのメッセージの読み解き方 5つのフェーズ」「未来につながる行動をするための感情術」など感情からのメッセージの読み解き方、それを踏まえた上で、未来に向けてどのように行動していくかについて解説した内容となっている。
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