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金光サリィ「人前で話すのがラクになる!5つの魔法」

・本書は、極度のあがり症に苦しむも、脳科学・心理学を中心に学び、それらをもとに考えた手法で、わずか10日間で克服し、現在は脳科学・心理学などを用いた、業績アップに関するビジネスサポート、あがり症克服などに関するプライベートサポートを提供しているメンタルコミュニケーショントレーナーの著者が、あがり症、スピーチ下手が誰でも克服できるメソッドについて解説した1冊。

・著者は、中学生の頃、ひとりで演奏しなければならない初めてのコンクールで、練習不足が原因で上手く演奏ができなかったことがきっかけで、5人以上が集まる場所での自己紹介さえ苦痛になる。
・しかし、あることがきっかけで腹をくくり、講演の依頼を引き受け、それまでに本やセミナーで学んだことをすべて掘り起こし、10日間実践したところ、生まれて初めての講演会は大成功を収めた。
・それがきっかけで、現在はメンタルコミュニケーショントレーナーとして、今までの経験を活かし、脳科学や心理学などを用いたあがり症克服などのプライベートサポートや、業績アップのためのビジネスサポートを行っている。
※著者があがり症になり、それを克服するまでの経緯の詳細については、本書をお読みください。

・あがり症の人は、ある場面で自分の状態(顔が赤くなる、震えるなど)をネガティブに自覚した出来事、経験が必ずあったはず。それが強烈であったり、何度も繰り返すことによって、状態が激しくなり、あがり症になる。
・あがり症を克服するために、知ってもらいたいことは「健康な心のつくり方」である。
・人間の心は、「情報、記憶の更新、発信」で成り立っている。人間の心は、情報からつくられた記憶の集合体。新しくて価値のある「いい情報」を得れば、いい記憶はつくられやすく、ネガティブなものや価値のない情報ばかり取り入れていれば、やる気がなくなったり、憂鬱な気分になったりと、心の健康を害してしまう。
・心が健康なひとは、言葉や態度、行動が美しく、自分の発信がいい感じなら、「情報」と「記憶の更新」が、うまくいっている証拠といえる。
・あがり症は場数を踏んでも治らない。自分のことをあがり症だと思っている人は、情報収集において、「あがり症」「緊張」「スピーチ下手」など、うまくいかない情報ばかり収集していることが考えられる。
・また、「記憶の更新」についても、うまくいく情報で記憶の更新ができない場合、何度も何度もうまくいっていない記憶を思い出しては体感するので、ますますその記憶を強く焼き付くことになる。
・更に、「発信」においても、最高の記憶を持っていない場合、そこから発信するものは、うまくいかない発信=あがり症色の濃いものになり、それをまた情報として収集するので、場数を踏めば踏むほど、どんどん苦手意識を高めていくという結果になるのた。
※その心の負のスパイラルから抜け出すための方法についての詳細は、本書をお読みください。

・本書では、著者が極度のあがり症を10日で克服できたプロローグから始まり、「言葉で脳をコントロールする方法」「自信が生まれる態度の変え方」「人生が変わる行動の変え方」「成功しているイメージを脳に上書きする方法」「スピーチを成功させる鉄板7つのテクニック」など、超あがり症だった著者が多くのあがり症、スピーチ下手を救ったメソッドを余すことなく伝えた内容が収録されている。

人前で話すのがラクになる5つの魔法について知りたい方はぜひお手に取ってみてください!

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