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刺身とアイデンティティ。

人生で起こることの全てに意味がある、とはよく言う。
それを信じたいかどうかはまだ決めていないけれど、自分がなぜこうなったのか、そういう説明はいかようにもつけられる。
アイデンティティ形成、ってやつ。
ここで生まれたから、ここで日々を過ごしたから、この人たちに出会ったから今のこういう自分がいるんだな、とたまにだけど思う。

んで、なぜタイトルに刺身とあるのか。
それは私が刺身が好きだから、だけではない。


私は食べ物の好き嫌いが多い人間だった。今でも好みはかなりあるけれど、食べられないものや食わず嫌いはかなーり小さい頃と比べると減っている。それもこれも、地元の給食が美味しかったおかげなのだが。

ちなみに例を挙げると、
嫌いなもの(だけどほとんど給食のおかげで食べられる、自分からは食べない)
納豆、柿、あんこ、もち、団子、しらたま、というか和菓子全般、ピーマン、炭酸飲料、コーン、寒天、ほや、牡蠣、うに、生クリームetc
食べられるようになったもの
トマト、ナス、牛乳、かぶ、白餡

刺身は好き嫌いが分かれる料理だと思う。特に外国の人に聞くと、苦手と答える人は多い。私は刺身が大好きだ。地元が海に近いので、スーパーでもかなり新鮮なものが売っているんだと思う。地元の寿司屋は美味しいし、都会に行くと地元から産地直送と書いてある寿司屋も多い。なら地元で食べた方がいいじゃないかとそれを見てよく思う。
好きな食べ物が限られているけれど、好きになるには訳がある。親の嫌いなものは食卓に並びにくかったり、地元で有名なものは食べる機会が多い。どんなに田舎でも有名な都市じゃなくても、そういうところに文化って意外と根付いているんだなと感じた。
私が地元で育たなかったら、刺身は間違いなく食わず嫌いしていただろうから。

あなたの好きな食べ物はなんですか。
どうしてそれを好きになったのか考えてみると、面白いかも。

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