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【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 台南編【海外】

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【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 日月潭編【海外】


バスに揺られながら

日月潭から台南市までの距離は、およそ160km。バス移動での時間は2時間半くらいかかりました。

移動の最中、窓に映る台湾の田舎景色を眺めて、何となく日本の田舎景色との親近感を抱いたり、のどかな雰囲気に癒されたりなどしました。

ようこそ、台南市へ!

夕方頃、台南市に到着。
190万人もの人口を抱えるこの街は、台湾における有名な古都としても知られております。

過去にはオランダ、大清帝国、そして大日本帝国の統治においても、この台南市は重要な拠点として重視されました。

赤きプロヴィンティア

今回、台南市で観光した歴史遺産は、赤崁楼(原名:プロヴィンティア)という城塞でした。

この城塞は17世紀にオランダ人が築いた物で、後に鄭成功が台湾全域を占拠すると、東都承天府という名の最高行政機関となりました。

泳ぐ鯉たち

城塞内の池では、沢山の鯉が自由気ままに泳ぎ回っていました。
こちらが近づくと、餌をくれると勘違いしているのか、口を開けて必死に猛アピール。

真紅の城内

続いて、赤崁楼の城内を観光。
城自体は小さな作りになっていますが、中身は豪華。

また、内部には赤崁楼の歴史に関する資料の展示が行われています。

特徴的な屋根の装飾

ちなみに屋根の先端には、水を吹く魚の装飾が付けられています。

細かい上にとても特徴的で、どの角度から見ても面白味がありました。

稜堡の遺構

城のすぐ側には、赤いレンガで造られた稜堡の遺構があるのですが、これはオランダ人によって築かれた、かつての城の稜堡です。

こちらは台南最古のレンガ造建築物としても知られています。

今も英雄として名高い鄭成功

こちらは城の庭園内にある、オランダ人を降伏させる鄭成功の像。

現在でも、中国と台湾では国民的・民族的な英雄として名高い鄭成功ですが、台湾においては孫文や蒋介石と並ぶ国民の父として尊敬されています。

出身地は何と、当時江戸時代の肥前国松浦郡(現在の長崎県平戸市)で、何と母親が日本人です。

彼が17世紀当時、ここ台湾からオランダ軍と東インド会社を討ち払ったエピソードは、今もなお語り続けられています。

夕方の台南市

今回の旅行で、台南市で観光した場所は赤崁楼だけでしたが、市内には他にも、二鯤鯓砲台、台南孔子廟、台南運河、安平古堡、台南旧市街や古民家などと言った、見所のある歴史遺産もあります。

歴史ある古都、台南市は、台湾の激動な歴史を感じる街でもあり、今回観光した赤崁楼はまさに、数々の歴史を見守ってきた長老のような存在でもありました。

工場群

バスに乗って台南市とお別れした後、次に向かった先は、南隣にある高雄市でした。


次回
【旅行】2017年初夏 台湾旅行記 2日目 高雄編【海外】

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