「羨ましい」がとまらないあなたへ
あなたは人を羨ましく思うことがあるだろうか。
おそらく、「人を羨ましく思ったことはない」と言える人はいないのではないだろうか。
僕はどうかというと、街を歩くたびに羨ましくなる。
「街中で彼女の腰に手をまわしている男」「電車の中で大きい声で話している人」なんかが羨望の的だ。
そういう人たちは「生きやすいだろうなぁ」と感じるからだ。
僕らとその人たちとの違いは、「どれだけ人目を気にして生きているか」にあると思う。
ただ、そういう人になりたいかと言われたらそんなことはない。
羨ましく思う反面、「個人的には今の自分の方が好きかな」と思ったりもする。
贅沢を言うのであれば、「人目を気にせず振る舞うこともできるけど、周りに気を遣うこともできる人」になりたい。
人生は与えられた武器で戦っていくしかない
どんなに人を羨ましく思っても、その人になることはできないし、自分の生まれ持った性質をまるごと変えることはできない。
訓練をすれば多少はその人に似た振る舞いはできるようになるかもしれないが、それは所詮「偽物」になるだけだろう。
結局のところ、人生というのは「自分が今持っている武器」を磨いて生きていくしかない。
「自分には武器なんてない」と思ってしまう人もきっといることだろう。
僕もその気持ちはよくわかる。
でも、なにもかもが平均的な人は存在しないように、「武器がない人」なんてこの世に存在しないと思う。
みんなそれぞれ特性があって、偏りがあって、それが武器になるはずだ。
あなたにも「自分の武器はなんなのか」を考えてみてほしい。
本人にしかわからないことがある
誰もが羨むような人でも、その人にしかわからない悩みがあるものだ。
人の悩みを聞いていると「そんなことで悩むのか」とびっくりすることがある。
僕の悩みもきっと、人から見たらそういうレベルのものなのだ。
ただ、人から見たら「そんなこと」でも本人にとっては生きることを諦めるほどの辛さになりえるのが悩みというものである。
生きていればまだまだ希望がある人が、自ら命を絶つのはとても悲しいことだ。
もっと「希望」を見出しやすい世の中になっていけばいいなと思うし、僕もそれに貢献したいと思う。
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