見出し画像

初海外!初日に迷子になった19歳の私🧏🏻‍♀️

大学2年生の4月、私は留学の夢を叶えるために、カナダ・トロントへ旅立ちました。
3歳から英語を勉強していて、英語が話せるようになりたいという想いで大学のプログラムを利用しました。

初海外、初実家を出る、ということで、まず空港に見送りに来てくれた家族、友達とバイバイするときは寂しさのあまり涙。。。

約20人の同級生と一緒に出発でしたが、泣いているのは私だけでちょっと恥ずかしかった…(笑)

カナダではホームステイをしながら語学学校に通うプログラム。
ホームステイ先にはお母さん、9歳の娘ちゃん、ベビーシッター、ロシア人の留学生がいました。
初日に家の案内や、学校の行き方などをホストマザーに教えてもらい、次の日から1人で学校に向かいました。

が、、、
学校が終わり、家への帰り道で5時間ぐらい迷子になりました。。。(家〜学校は30分ぐらいの距離)

迷子になった理由は、教えてもらった番号のバスが永遠に来なかったからです。

電車で最寄り駅まで帰ってくることは出来たのですが、そのあとに乗るバスが30A, 32B, 30Cなど様々な路線があり、ホストマザーに教えてもらったバス(たしか30B)が待っても待っても来ないのです。

今の私だったら、駅員さんにホストファミリーの家の住所を見せて、該当のバスを教えてもらいます。

が、まだ海外初心者の19歳の私は人に聞くこともできずに、ただひたすらに来ないバスを待つことしかできませんでした。3時間近く待っていた気がします。。(今思うとよく待ったな私…)

そしてもう待っても待っても教えてもらったバスが来ないので、とりあえず次に来たバスに乗り込みました。
初日なので道も合ってるかも分からなかったですが、ずっと乗ってると「何か違う」というのは薄々感じてきました。見ず知らずの遠い場所に行くのも怖くなり、途中のバス停で降りました。

タクシーもありましたが、海外初日で何も信用できずにいる私はタクシーを使うこともできませんでした。

道にあった公衆電話でホストマザーの携帯に電話をして助けを求めようとしましたが、繋がらず留守電に辿々しい英語で「I'm lost」と迷子になったことだけ伝えました。

不安な気持ちが大きくなっているときに小雨も降ってきて、折り畳み傘を差して半泣きになりながら路頭に迷っている時に、60代ぐらいのおばあさんが歩いているのを見つけ、勇気を振り絞って「Excuse me, I want to go to here(ホストマザーに書いてもらったバス停のメモを見せながら)」と伝えました。
風が吹いてきて傘がおばあさんに当たってしまったりしてるにも関わらず、おばあさんは「(ちょうど向かいに走ってきたバスを指しながら)This bus will go to this bus stop. Go!!」と、とても親切に笑顔で教えてくれました。

私は半泣きでお礼を言ってそのバスが次に停まるバス停まで走っていきました。
バスに乗った時は「Is this bus go to this bus stop?」とメモを見せながら確認し、運転手はうなずいてくれました。そしてそのバス停に着いたときは「here」とわざわざ教えてくれて、無事家に帰ることが出来ました。

半べそ状態で家に帰ると、晩御飯の用意をしていた、その時が初対面のベビーシッターが、私の顔を見て「What’s wrong!?」と抱きしめてくれました。

大きな体のジャマイカ人のベビーシッターに抱きしめられ、とても安心して、「ああホームステイ先がこの家でよかった」と心から思いました。。

そのあとは、わからなかったらまず運転手にこうやって聞いて、行き先を確認したらいいんだよ、と優しく教えてくれました。

仕事から帰ってきたホストマザーも、留守電を聞いてとても心配した、次何かあったら警察に行ったら助けてくれる or ロシア人の留学生の電話番号を渡されてこの子に連絡して、と言ってくれました。

初海外19歳初日にこの経験をして、もう何があっても怖くない、と強くなれた気がします。
本当にそのときの自分は必死だったけれども、後になって思うと、それもいい経験だったなと。
旅ではそういう経験の繰り返しです。

ホストマザーが教えてくれたバスの番号は、4ヶ月間の滞在中、1度も見なかったことは本人には伝えていませんが、今後の留学生のためにも言ってた方が良かったかも?とこれまた後になって思います。

ベビーシッター
ホストマザー

この記事が参加している募集

振り返りnote

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?