「喉元思案」を考える
のどもとじあん
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軽率な考えという意味。
「喉元」は喉のあたり。
「思案」は考えのこと。
思考を重ねて胸の辺りでじっくり考えたのではなく、胸よりも浅い喉のあたりで思いついた考えということから。
「咽元思案」とも書く。
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「喉」 口の奥の食道、気管に通ずる部分
「元」 根本 根源 作用の起こるところ
今より前の時 以前 むかし
「喉元」 のどの胸に近いあたり
のどのあたり
ものの重要な部分
「思」 心を働かせて考える おもう おもい
他人または相手のことをおもいやる
したう いとしくおもう
「案」 考え 考え方
下書き 下ごしらえ 原稿 計画
「思案」 いろいろと考えること
考え
物思い 心配
「喉元思案」
のどの胸に近いあたり
いろいろと考えること
喉元と思案の意味は以上ですが
「胸のうちで深く考えたのではなく」
言ってみれば
「胸中思案」
ではなく
「喉のあたりで考えたあさはかな考え」
言ってみれば
「喉元思案」
である
じっくり考えることに比較して
あさはかな思いつきの考え
という意味があるのだと
いうことがわかりました。
「喉元」は
「胸」と比較してこその意味があります。
喉元思案
という、漢字の意味だけでは
理解できないような四字熟語も
意味を調べてやっと理解できる
四字熟語もあるのだ
ということもわかりました。
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よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。