「洞見癥結 」を考える

どうけんちょうけつ
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見つけにくい問題や事柄を見抜くこと。
「洞見」は見通すや見抜くという意味。
「癥結」は腹の内部にできたしこりのことで、表面から見えない問題のたとえ。
中国の戦国時代の鄭の国の医者の扁鵲は、長桑君という人からもらった薬を飲むと壁の向こうを見通せるようになり、病人を見ると体内のしこりを全て見抜くことができたという故事から。
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「洞」 ①大木や岩などの、うつろになったところ。ほら。ほらあな。
②通りぬける。つき通す。見識によって見通す。さきまで見る。

「見」 ①みる。目でみわける。みえる。
②みて考える。自分の考え。考え方。学説。立場。

「癥」 しこり
①筋肉などが凝(こ)ってかたくなること。また、そのかたまり。
②事件がかたづいたあとまで残った気まずい気分。そういう気分を残す原因となったもの。

「結」 ①糸すじをたばねて一つにまとめる。むすびつける。ゆわえる。
②ばらばらであったものが、つながりあって一つにかたまる。

「洞見」 事物の本質などを見抜くこと。

「癥結」 腹の内部に、しこりがかたまっている。

「洞見癥結」
事物の本質を見抜く。
腹の内部のしこりを。

腹の内部にあるしこりの、
本質を見抜くこと。

転じて

見つけにくい問題や
事柄を見抜くこと。

腹の内部のしこり

見つけにくい問題

腹の内部のしこりは、
発見するのが難しいものです。

それをたとえとして、
そういう見つけることが難しいものを

見抜いてしまうこと。

それが、「洞見」です。

表面上は見えないもの
内部にあって、
普通の人には、とうてい、
発見することができないもの、

それを見抜いてしまう。

どうやって見抜くのでしょうか?

それは「謎」です。

本人にしかわからないのでは
ないでしょうか?

閃き、に近いものでしょうか?

それはわかりません。

よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。