「衆口熏天」を考える
しゅうこうくんてん
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たくさんの人たちの意見には、ものすごい力があるということのたとえ。
「衆口」はたくさんの人たちの意見。
「熏天」は天を動かすほどに感動させるということ。たくさんの人たちの意見は、天を動かすほどに感動させるほどの力があるということから。
「衆口天を熏(いぶ)す」とも読む。
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「衆」 ①人の数が多い。数が多い。
②多くの人。人々。もろもろ。
「口」 ①動物のからだの一部で、体内に食物をとり入れ、また音声を発するはたらきをする器官。また、口の形をしたもの。
②口を使って物を言う。
「熏」 ①いぶす。ふすべる。くすべる。くすぶる。「燻灼(クンシャク)」
②香をたいてにおいをしみこませる。
③やく。あぶる。
「天」 ①世界をおおうもの。地上を離れた、はるかに遠く高いところ。おおぞら。
②造化の神。万物を支配する神。
「衆口」 大勢の人の言うところ。
「熏天」 天を熏(いぶ)す。
「衆口熏天」
大勢の人の言うところ、
天を燻(いぶ)す。
たくさんの人たちの意見は、
天を動かすほどの力がある。
人を感動させる力がある。
天を動かすほどの
というところを
天を燻(いぶ)す、
という表現方法を使っている。
「燻す」
煙がたくさん出るようにもやす。けむたくする。
天を煙でけむたくさせる、
ほどの影響力がある。
多くの人の意見は。
というような意味になります。
多くの人の意見は
それほどの、大きな力がある。
といことですね。
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