「竜驤麟振」を考える
りょうじょうりんしん
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勢いが非常に盛んな様子。
竜のように勢いよく天に昇り、麒麟のように勇み立つということから。
「竜」と「麟」は竜と麒麟のことで、どちらも伝説上の生物のこと。
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「竜」 ①へびに似たからだに、四本の足、二本の角とひげを持つ怪物。池・沼・海の中に住み、空にのぼっては雲をおこし雨をふらせるという。中国や日本ではめでたい動物とする。
②化石として発掘される大型の爬虫(はちゅう)類の称。
「驤」 ①あがる。あげる。馬が首を上げてはしる。
②あがる。あげる。高くあがる。
③はしる。はやい。速くはしる。
「麟」 中国の想像上の獣「きりん(麒麟)」のこと。聖人が世に現れるとき出現するとされ、聖人・英才にたとえられる。「麟角」「麟鳳(リンポウ)」
「振」 ①手に持って勢いよく動かす。往復運動をさせる。ふるう。ふるわせる。ふれる。
②野球でバットをふる。
「竜驤」 竜が高く速くあがる。
「麟振」 麒麟が勢いよく動く。
「竜驤麟振」
竜が高く速く上がり、
麒麟が勢いよく動く。
竜の、速く高く上がっていく動きと、
麒麟の、勢いのよい、横への動きと。
どちらも伝説上の生物。
竜と麒麟。
その勢いが非常に盛んな様子。
という意味のようです。
なるほど。
少し、気になるところがあります。
「振」という漢字が
麒麟の、勢いのある動きを
表すのに適切な漢字なのか?
という疑問を、感じました。
「振」という漢字は
野球で使用する場合があり、
空振り、などのイメージがあるため、
もっと、麒麟に相応しい漢字が
あるのでは?
と、感じました。
では、どの漢字が相応しいのか?
「翔」では?
「竜驤麟翔」
今度は「驤」の漢字が
釣り合わないように見えます。
「竜昇麟翔」
(りゅうしょうきしょう)
では、どうでしょうか?
竜は、縦に昇り、
麒麟は、横に翔る。
竜と麒麟の
勢いが、感じられるでしょうか?
個人的な
意見でした。
よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。