「青藍氷水」を考える

せいらんひょうすい
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教えを受けた弟子が師匠を超えることのたとえ。
「青藍」は藍の薬を原料に青い染料を作るが、布を染めるとさらに鮮やかな青い色になるということ。「氷水」は、氷の原料は水だが、水よりも温度が低いということ。
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「青」 藍 (あい) 系統の色から、黄みを加えた緑系統の色までを総称する。 また、公家の染織衣服や襲 (かさね) の色目では、緑色を意味する。

「藍」 ①秋、穂状の赤い小花をつける、たで科の一年生植物。
    ②藍⑴から取った濃い青色の染料。

「氷」 水が氷点下の温度で固体となったもの。

「水」 ①川を流れ海にたたえ、また雨と降り、動物が飲む、身近の物質で、水素と酸素の化合物。純粋のものは無色・無味・無臭。普通には、熱くない液状のものを指し、湯・水蒸気・氷と区別する。
    ②液状の、粘りけがないもの。しる。



「青藍」 紫みを含んだ暗い青色のことです。 ... そのため青系の「藍色」が急速に広まっていったのです。 ちなみに、青藍の色名は江戸時代まではなく、明治時代の近代文学で見られるようになった色名です。 当時の知識人たちが「青みの鮮やかな藍色」を形容した「青藍」が、そのまま色名に定着したものでしょう。


「氷水」 ①氷のかけらを入れて冷やした飲み水。
     ②氷を細かい雪のように削った(夏の)飲食物。


「青藍氷水」
広い意味の青い色と、紫を含んだ青色。
藍で染めると、鮮やかな青になる。
氷と、水。
水の温度を下げると、氷になる。

転じて

教えを受けた弟子が
師匠を超えること。


という意味
とのことです。 



「青色の染料は藍から取るものだが、
もとの藍の葉より青くなることから」

「藍」の葉の色       →師匠
「青」藍の葉の色より青い  →弟子

 
「青は藍より出でて藍より青し」


師匠が、弟子を超えた

ということを現している。


「青と藍」の関係は
なんとか、理解することができたとしても



「氷と水」の関係は
師匠が弟子を超えることを
表現するのは、ちょっと無理が
あるかな?

と、思います。





よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。